運転していて疲れを感じることはありませんか。
実は、その疲労感は運転姿勢に問題があるからなのかもしれません。特に、免許を取って間もない方は運転時、腕や肩に力が入って身を乗り出してしまいがちです。
では、どうすれば身を乗り出さないで、疲労感の少ない運転姿勢が維持できるのでしょうか。その解決策は「正しい運転姿勢」にあります。正しく座ることで腰痛を防げるとも言われています。
正しい運転姿勢とは
1.座面に深く腰を掛ける
まずはじめに試してほしいのが、座面に深く腰を掛けるということです。背中が背もたれに密着して体全体が安定します。
また、猫背になるのを防げるので、腕に力が入ってしまうことを抑制できるようになります。
2.ひじが少しだけ曲がるようにする
深く腰掛けたら、ハンドルを軽く握ってみてください。その際、ひじが少しだけ曲がるように、座席を前後に動かして調整しましょう。
ひじが曲がりすぎていたり、伸びすぎていたりすると肩に負担がかかり、すぐに疲れてしまいます。
3.ひざはハンドルに付かないようにする
ひざの角度も自然に曲がる程度に調整してください。ひざが曲がりすぎていると腰に負担がかかります。さらに、ハンドルとひざが付いてしまうとハンドル操作に支障をきたし危険です。
逆にひざがまっすぐに伸びているとアクセルやブレーキ操作に支障をきたします。
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正しい運転姿勢を保つポイント
ブレーキを確実に踏めるかチェック
足を伸ばさなくてもブレーキが踏める位置に姿勢を合わせると、身体全体が安定しやすくなります。
乗車したらまずはじめに、ブレーキに足を置いてみてください。その後、背もたれやハンドルの位置を調整します。
この順番で調整すると、素早く正しい運転姿勢を整えることができます。
ハンドルの一番上を持ってみる
ハンドルの下部が手前に、上部が奥に向かって傾斜しています。着座位置から一番遠いハンドル上部を握ってみてください。
その際、ひじがわずかに曲がるように姿勢を調整してください。腕が曲がらずに伸び切ってしまうと腕や肩が痛くなるだけでなく、ハンドルを正確に操作できなくなります。
シートベルトで体を安定させる
着座位置が定まったら、シートベルトを締めてください。これにより姿勢の安定性が向上します。
シートベルトを締めたあと、窮屈と感じるようなら、姿勢が前のめりになっているのかもしれません。
必ずシートベルトを締めて、身体が安定するかどうかを確認してください。
ヘッドレストを頭と同じ位置にする
ヘッドレスト(シートの頭部分)はあまり動かさない人も多いかと思いますが、これを機に頭と同じ位置に調整してください。
もし、頭よりも低い位置にあると、万が一後続車に追突された際に首を痛めるので危険です。
疲労を軽減する効果は少ないかもしれませんが、正しい運転姿勢を保つ意味でヘッドレストはとても重要なパーツなので、忘れずに調整してください。