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防災ポーチを作って2年、何が変わった? リアルリポート

防災ニッポン

・粘着テープ(ガムテープ)
私は東日本大震災の際に都内で帰宅難民になりました。歩いて4時間かけて自宅に帰った際、靴の底が剥がれかけて困った経験があります。その経験から、靴や服やバッグ等を補修できるものがあると心強いと思い、粘着テープを入れることにしました。
厚紙などで芯になるものを用意して、グルグルとテープを巻き付けます。私は1mくらい巻き付けました。

おすすめは紙製のクラフトテープではなく、布テープのほう。丈夫でテープ同士を貼り付けられるので使える範囲が広いです。
災害時にも便利な粘着テープの使い方についてはこちらの記事でも紹介しています。
何通りもの使い道!災害時に役立つ「粘着テープ」活用法

靴や服・バッグの補修や、アルミブランケットを羽織った時に胸元を粘着テープで留めるという使い方もできますね。
・季節のアイテム
季節ごとに防災ポーチに追加したいアイテムをこれまでも防災ニッポンで紹介してきましたが、私は季節ごとに必要なアイテムを入れ替えています。

暑い時季は塩あめや虫よけグッズを、寒い時季は使い捨てカイロやハンドクリーム、羽織れば防寒になるアルミブランケットも入れています。

こちらの記事を参考にしてください。

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「防災ポーチと持ち出し袋を冬仕様に!プラスで備えたい冬の防災グッズ」
「暑さに備える夏の防災グッズとは?防災ポーチと持ち出し袋を夏仕様に!」

持ち方の変化

防災ポーチはアイテムが増えるほど重さがネックになってきます。重いと持ち歩くのがおっくうになり、家に置いてきてしまいがち。そんな時に限って被災…というのが一番怖いので、なるべく軽量化を目指したいところです。

新しいアイテムを追加したところ、防災ポーチは約650gの重さになっていました。バッグに入れるとずっしり重く、持ち歩くのが少し大変でした。

そこで、ポーチを2つに分けることに。一つは徒歩一時間圏内の場所に行く際に持つ「基本のポーチ」、それにプラスする「遠出する際に追加するポーチ」です。いつもは基本のポーチを持ち歩き、徒歩で帰るのが辛い場所に行く時は追加ポーチをプラスしています。

追加ポーチ(水色)の中身は、携帯トイレ・アルミブランケット・小型ライト・汗拭きシート・モバイルバッテリーです。それ以外を基本のポーチ(黒)に収めています。

基本のポーチは286g、追加ポーチは350gです。基本のポーチだけなら、全く苦にならない重さになりました。

子ども用も作りました

子どもはまだ小学校低学年で親と離れて行動することはほぼありませんが、子どもの分も親が持ち歩くのは重たくて大変です。そこで、子ども自身で持ち歩いてもらう防災ポーチを作りました。

中身は大人用より簡素にしてあります。あまり重くすると持ち歩いてくれなくなるので、苦にならない重さがポイント。子ども自身に「持っていてよかった」と思わせるアイテムを選ぶようにしています。

子どもには必須の防災名札(緊急の連絡先や持病等をまとめて記載したカード)に加え、あめ等のお菓子、ばんそうこう、先ほどのレインポンチョなどを入れています。
こちらの記事で子どもの年代別防災ポーチについて紹介しています。
「子ども用防災ポーチを作ってみよう!幼児期~中高生まで年代別に紹介」

ないと不安!転ばぬ先の杖の防災ポーチ

季節やライフスタイルの変化でも防災ポーチの中身は変わっていきます。これがあったら便利かもと気づくことがあったら適宜アイテムを追加して、常に中身を自分仕様にアップデートしていきましょう。

外出時に被災した経験はこの2年間ありませんでしたが、マスクを忘れたときは防災ポーチから取り出したり、公園で子どもがどんぐり拾いをした時にビニール袋を出したりと、日常でちょこちょこ「持っていて良かった!」と感じる場面がありました。
日常的な「ちょっと困った」シーンから、地震で電車が止まって帰れないといった非常事態までカバーする防災ポーチは、ないと不安になるほど外出時に手放せないアイテムとなりました。

<執筆者プロフィル>
シマサキアヤ
フリーランスライター

<関連する記事はこちら>
オフィスにあると安心!自分で用意する職場用マイ防災セット

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