「R.I.P.」の意味
「R.I.P.」(あーる・あい・ぴー/りっぷ)とは、「ご冥福をお祈りします」に近い、お悔やみの表現。主に書き文字で使用される。ピリオドを省略し、「RIP」「rip」と記載する場合もある。
カトリック教派、ルーテル派などの墓石に刻まれていることが多い。
インターネット上では、知人、有名人などの訃報を知った際に使われる。
また転じて、英語圏を中心にスラングとしても使われている。
「大事なものが壊れてしまったときのショックな気持ち」「ゲームでプレイヤーのキャラがデッドエンドを迎えた」「まだ亡くなっていない人への皮肉」などがあり、文字表現としても口語表現としても普及している。
近年はハロウィーンの仮装において、墓地や死人のニュアンスを表すために使う場面も目立つ。
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「R.I.P.」の由来・語源
ラテン語の慣用句「Requiescat In Pace」(=平和の内に休みたまえ)から。
伝統的なキリスト教の礼拝において、故人の魂が永遠に安らかであることを願うフレーズとして使われていた。少なくとも5世紀には存在しており、18世紀ごろからは一部キリスト教の墓石で多く使われるようになっている模様。
現在は英語の「Rest In Peace」(=安らかに眠れ)の略として認識している人も多い。