海王類を操れる「古代兵器」ポセイドンであるしらほしがパッケージの『ONE PIECE Log Collection“SHIRAHOSHI”』(エイベックス・ピクチャーズ)

【画像】お前らの方がよっぽど「海の王」だわ!海王類じゃ勝てない強すぎキャラ(5枚)

海王類の強さを検証!

『ONE PIECE』の1巻1話から登場している海王類は、ルフィを始めとした人間側の強者たちにたびたびボコボコにされており、ネット上では「なんか海王類って弱くない?」と、「海の王」という名の割にその強さを疑う声が上がっていました。

 ちなみに、「海王類のなかで最強では」と言われるのは、やはりシャンクスの腕を喰った「近海の主」です。シャンクスは第1話で、フーシャ村の海で溺れていたルフィを助ける際に自ら海に飛び込み、海王類の近海の主に左腕を喰われてしまいました。後々になってシャンクスが大出世しているため、読者は「シャンクスの身体を欠損させるとか海王類最強」「四皇レベルの強さ」といった声があります。

 ただ、第1054話では久々に登場したシャンクスが、幼少期のルフィと過ごした日々を思い出すなかで、「近海の主」が迫ってくる状況でうっすらと笑みを浮かべている様も描かれていました。そのため、「シャンクスは何らかの理由で近海の主にわざと左腕を食わせた」と考える考察が増え、「やっぱり、近海の主はただ利用されただけの手ごろな雑魚」「シャンクスが『こいつに食われたということにすれば自然』と考えたのなら、それだけでも近海の主はそこそこ大物かも」と、いろんな意見が出ています。

 その他の描写でも、「海王類が弱すぎるんだが……」と、困惑する声も上がっています。近海の主は10年後に17歳になったルフィを再び襲うも、「ゴムゴムの銃」で一撃で倒されていました。「冥王」シルバーズ・レイリーに仕留められたのはもちろん、海軍本部中将のモモンガに、剣だけで殺されたこともあります。巨大金魚の「島食い」も、ドリーとブロギーの「覇国」で瞬殺されました。「人間キャラは簡単に殺せないから、強さを示すために海王類が犠牲になりがち」と、同情の声も出ています。

 しかし、海王類の存在は作中でも重要で、「グランドライン」の両脇にあるカームベルトは海王類の巣であり、容易に海を渡ることはできません。海軍や世界政府の船は、海楼石という海のエネルギーを発生させている石を船底に敷き詰めることで、海王類が襲ってくることなく渡ることができますが、普通の船にとってはグランドラインよりも危険な場所となっています。

 また「古代兵器ポセイドン」であるしらほしは、海王類と会話ができる伝説の人魚です。海王類を操れるしらほしの力で、多数の巨大な海王類が一挙に暴れたらとんでもない事態になるでしょう。海王類の大きさは10mほどの大きさのものから、島と同じくらいの大きさのものまでいます。集団で暴れることで、大きな災害になるのは間違いありません。

 ネット上では「能力者は泳げないから、やっぱり海王類は天敵なのかも」「海王類が勝てない人間はいるけど、船は大体壊せるはず」「小型の海王類はクソ弱いけど、でかいのは強い」「単体では人間の最強クラスには勝てないけど、やっぱ群れだとヤバいかな」といった声が上がっていました。まだ初期の頃に、ルフィたちが間違えて「カームベルト」に入ってしまったときは、いきなりとんでもないサイズの海王類が多数出てきたため、「カームベルトにはもっと規格外のサイズ、強さの海王類が隠れているかも」と、今後のさらに強い海王類の登場も期待されています。