マンガ「3月の繁忙期の花屋あるある」のカット(キチジローさん提供)

【マンガ】花屋の3月は地獄! 「一輪挿し100本」に店員から悲鳴 本編を読む

イベント盛りだくさんの3月は、花屋にとって「地獄」そのもの?

 とにかく忙しい3月の花屋について描いたマンガ「3月の繁忙期の花屋あるある」が、Instagramで900以上のいいねを集め話題となっています。3月は卒業や送別のイベントが続き、花屋にとって忙しい時期。なかには「前日に一輪挿しを100本」などの急な注文もあって……という内容で、「すべて分かる」「申し訳なくて休めないですよね」などの声があがっています。

 このマンガを描いたのは、Instagramやブログ「キチジローの花のおブログ」でマンガを発表している、漫画家で元・花屋のキチジローさんです。キチジローさんに、作品についてのお話を聞きました。

ーー今回のマンガを描いたきっかけを教えて下さい。

 3月は花屋さんが最も忙しい時期のひとつです。「ほかの花屋さんはどんな感じなんだろう?」と思ってInstagramのストーリーズで聞いてみました。

ーー特に大変なのはどんなことですか?

 一輪挿しを巻いて作るのが地味に大変です。セロハンで1本ずつ巻いていくのですが、少しでも汚れがついたり水に濡れたりしたら最初からやり直しです。狭い店内なら余計大変だと思います。

ーー「前日に一輪挿し100本」という注文は、対応できたのでしょうか?

 お花の種類をすべておまかせしてもらえるのなら、受け付けていました。同じ品種のお花を100本も入荷しているお店はなかなかないと思います。こういった大量の注文は、1週間以上前に予約するのがおすすめです。

ーー3月のような繁忙期は、普段と接客で異なる点はありますか?

 この時期にいらっしゃるお客様は、普段お花屋さんに来ない方も多いです。ですからお花の扱いの注意や、オーダーの仕方など、普段以上に丁寧にお客様に説明するのが大切だと思います。

ーー繁忙期を乗り切ったとき、どんな心境になりますか?

「今すぐ寝たい!!!!」というのが率直な気持ちです。

ーー今回の作品について、どのような意見が寄せられていますか?

「全部分かる!」「あるある!」と共感のご意見をいただきました。どの花屋さんも3月は忙しいんだと知って、ちょっとホッとしました。