RCカー「マイティフロッグ」の外箱(以下すべて筆者撮影)

【画像】ワクワク! RCカー「マイティフロッグ」開封、そして組み立ての様子(7枚)

軽量で実用的な人気マシン、『ラジコンボーイ』作中にも描かれる

 40代になり、仕事の合間にRCカーを楽しむ生活を続けている筆者ですが、8月末に参加する予定だったRCカーのレースは残念ながら大雨により中止に。せっかくこの日のためにいろいろ準備を重ねていたのですが残念です。まあ、いずれリベンジの日も来るでしょう。ただ、レース当日は開催か中止かギリギリまで決まらなかったため、中止の連絡を受けた時にはすでに会場近くにおり、ついでなので顔を出しておこうか……とコースに向かったところ、出会ってしまったのです。

 机の上に置かれた「マイティフロッグ」に。

 マイティフロッグは1983年にTAMIYAが発売したRCカーで、ABS樹脂を多用し車両重量を軽減、アルミ板のプレス部品を使用したフロントサスペンションを採用するなど実用的な構造を採用したマシンです。「月刊コロコロコミック」に連載されたマンガ『ラジコンボーイ』(著:大林かおる)にも登場し、1980年代半ばにブームを起こしたため今でも知名度は比較的高くなっています。

 2005年には若干の変更が加えられたモデルが限定発売されましたが、売れ行きが良かったためにそのまま通常販売へと移行し、現在でも手に入れやすいモデルとなりました。

 マイティフロッグは小学生時代のラジコン仲間が持っていたこともあり、昔から少々興味のあるマシンでした。いまは「ホットショット」「グラスホッパー」の2台を所有し、それだけでも十分と言えば十分なのですが、そこは大人なので買おうと思えばいつでも買えます。こづかいやお年玉を貯めたり、親にねだったりしないと手に入らない子供時代とは違うのです。

 というわけで買ってしまいました、マイティフロッグ。まあ、ちょっと欲しいなーとは常々思ってはいたんですが、やはり現物を見てしまうと我慢ができません。最初にホットショットを衝動買いしたときには、まさか自分が3台のRCカーを所有するとはまったく思いませんでした。RCカーって、一度手を出すと次々と仲間を呼びますね。

 しかし買ってみたはいいものの、多忙続きで放置する日が続きます。ライターは基本在宅業務なので、家にいるときは大体仕事をしているか寝ているかの二択。何とかしなければと思いましたがどうにもならず、3週間ほど予定を調整し続けて、どうにかこうにか手をつける時間をひねり出しました。



筆者が購入への衝動を抑えきれなくなった、RCカーのレースイベント。左から3番目のマシンが「マイティフロッグ」

(広告の後にも続きます)

フロント周りを作り込む作業に没頭

 箱を開け、まずは説明書を取り出してパーツを確認し、欠品が無いかをチェックします。どうやらすべて揃っているようなので、ニッパーやデザインナイフ、キムワイプなど必要な道具を揃え、いよいよ組み立てに取り掛かりました。

 説明書の最初の工程はフレームの組み立てとなっているので、まずはここからです。ランナーから必要なパーツを切り離し、パーツに残ったランナーをデザインナイフで削り、最後に軽くヤスリをかけて仕上げます。最近はガンプラ作りも始めたので、このあたりの作業は段々慣れて来たようです。

 フレームの組み立てを終えたら、次はフロント部分に手をつけていきます。左右のフロントサスペンションを組み上げていくのですが、まだ未使用のパーツがたっぷりあるので必要なものを探すのにけっこう時間を取られてしまいます。特にネジの見極めが難しく、何度かミスをしながらも無事にサスペンションの組み上げを完了しました。

 次にフレームにサスペンションステーを組み込み、そのままフロントサスペンションとバンパーの取り付けを一気に済ませてしまいます。このバンパーに使用するネジが3×12mmと3×15mmタッピングビスの2種類存在したため少々混乱し、時間をロスしてしまいました。これからギアボックスに取り掛からなければいけないのに、一体どうなることやら。

 そしてこの日は、時間を使い切ってしまったので作業はここで切り上げることとなりました。どのみちボディの塗装パターンをまだ決めていないので、塗料の注文もしていません。マイティフロッグのベース色は白とピンクですが、何か他に、格好いいパターンをご存じの方がいたら、ぜひ教えていただければと思います。