アニメ『BLEACH 千年血戦篇』は美麗な作画で早くも話題沸騰! 画像はアニメ『BLEACH 千年血戦篇』ティザービジュアル (C)久保帯人/集英社・テレビ東京・dentsu・ぴえろ

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読切で描かれた衝撃の新章「獄頤鳴鳴篇」とは…

 2021年8月10日に発売された「週刊少年ジャンプ」36・37合併号。そこには、久しぶりに大ヒットマンガ『BLEACH』の読切が掲載されました。完結した作品の読切が掲載される場合、1話でキレイに終わるちょっとしたエピソードを描くのが一般的なのですが、なんと同作は新章のプロローグと思われる物語を展開。読者の度肝を抜きました。

 そこで明らかになった新章のタイトルは「獄頤鳴鳴篇(ごくいめいめいへん)」。果たして今後『BLEACH』は、どんな驚きをファンに与えてくれるのでしょうか。

新章では一護の息子・一勇が大活躍? 普通の死神とは違う特別な力を持つ可能性…

 読切で描かれたのは、完結してもなお謎に包まれていた「地獄」についての物語。主人公・一護の敵として立ちはだかった藍染惣右介やユーハバッハはもちろんですが、実は戦いで命を落とした護廷十三隊の隊長たちも同じく地獄に堕ちていたという事実が判明します。

 そして強者が立て続けに地獄へと堕ちたことにより、均衡が崩れてしまった模様。なんと現世の一護たちの前に、地獄から十刃(エスパーダ)のひとりであるザエルアポロ・グランツが現れます。いったい何が起こっているのか理解できない一護たち。ザエルアポロの意味深な言葉により、さらなる謎が生まれ、物語は幕を閉じました。

 しかし一方で、一護の息子である一勇(かずい)は地獄について何か知っているような雰囲気を匂わせていたのです。物語の冒頭、一勇は死神の姿になり、成仏できない霊のもとへ。ひとりで寂しがる霊を、「寂しくないところ」へと案内しようとします。

 ある場所で異次元への扉を開く一勇ですが、なんとその入り口の形は、ザエルアポロが通ってきたものと同じ……。一勇を中心にした、新たな物語の幕開けを期待せざるを得ませんね!

『BURN THE WITCH』はどう関係してくる!?

 もしも「獄頤鳴鳴篇」の続きが描かれるとするなら、気になるのは久保帯人先生の新作『BURN THE WITCH』との兼ね合いです。同作はロンドンの裏側に広がる「リバース・ロンドン」を舞台に繰り広げられる、ドラゴンと魔法使いたちの戦いの物語。主人公は可愛らしいふたりの女の子で、こちらも久保先生らしいオシャレな雰囲気の作品なのですが、やはり注目したいのは、『BLEACH』と世界観を共有している点でしょう。

 実は主人公が所属する「ウイング・バインド」という機関の別名は、「尸魂界・西梢局(ソウル・ソサエティ ウエスト・ブランチ)」。これはシリーズ連載される前に掲載された同作の読切で明かされたのですが、以降『BLEACH』を匂わせるシーンは出てきません。それでもファンは、『BURN THE WITCH』と『BLEACH』に繋がりがあるという事実に大興奮でした。

 時系列などが一致しているかも明らかにはなっていないのですが、「獄頤鳴鳴篇」の続きがあるならば、何らかの形で『BURN THE WITCH』の設定が絡んでくる可能性もありそうです。なぜなら「獄頤鳴鳴篇」は謎に包まれた地獄にまつわる物語。これまでの『BLEACH』からは想像もできない世界が描かれるとしても不思議ではありません。

 ぜひとも久保先生には『BLEACH』の新章を手掛けてもらいたいですね。今後の動向に期待しておきましょう。