宿題との戦いを描いたマンガのカット(まめねこさん提供)

【マンガ】取り掛からせるまでが大変? ご褒美もそんな効かない? 宿題をやらせたいお母さんの工夫が凄い! 本編を読む

急いでやっても間違いだらけだし……どうすればちゃんとしてくれるの?

 宿題との戦いを描いたマンガが、Instagramで合計4500以上のいいねを集め話題となっています。小学3年になってから、宿題をどんどん後回しにするようになった長男。母はどうにかしようと試行錯誤するのですが……という内容で、「子供の宿題、大変ですよね……」「うちも毎日バトルです」「ひと筋縄では行かないのですね」などの声があがっています。

 このマンガを描いたのは、フリーライターのまめねこさんです。Instagramやブログ「まめねこノート」で育児マンガやフォロワーの体験談マンガを発表しています。まめねこさんに、作品についてのお話を聞きました。

ーーマンガを描き始めたのは、いつ頃からでしょうか?

 Instagramでマンガを描き始めたのは2020年からです。文章で伝えるよりも、マンガにしたら伝わりやすいのではないかと思い描き始めました。

ーー今回のマンガを描いたきっかけを教えて下さい。

 わが家のことは主に「8歳のチックで悩んでいます」というマンガで描いていたのですが、チックとはあまり関係ないことで描こうと思ったのがきっかけです。フォロワーさんには小学生のお子さんを持つママやパパも多いので、お悩み相談の意味も含めて投稿しました。

ーーいつ頃から宿題を後回しにするようになったのですか?

 小3からです。前からそういう傾向はあったのですが、小2までは宿題も簡単に終わるものが多く、「終わったら好きなことをする」という習慣ができていました。小3になり、宿題の量が増えたり、内容が難しくなったりして「やりたくない気持ち」の方が強くなったようです。

ーー夏休みなど、長期休みの宿題はどうされますか?

 フォロワーさんにもらったアイデアで乗り切ろうと思っています! やることリストを作るのですが、タスクを最小限にし、タスクの最後に「自由時間」を入れてやる気を出させる……という方法です。あとはできるだけ一緒に楽しくやれたらいいのかなと思っています。

ーーまめねこさんご自身は、子供の頃、宿題を先に済ませる派・先延ばしにする派、どちらでしたか?

 息子と真逆で夏休みの前半で終わらせるタイプでした(笑)。子供の頃から心配性だったので「あとに残すと大変だろうなー」「もしトラブルが起きて宿題ができなくなったら……」などと考えていました。夫は先延ばし派だったそうです……。

ーー現在試してみたい方法はありますか?

 今、目指しているのは、面倒な宿題をいかに楽しい気持ちで終わらせられるかです。自主学習は好きなもの(魚とか鉱石)を自由に書いて楽しんだり、漢字はタイムアタックにしたりと、ちょっとでも楽しくなったらいいなと思っています。

ーー作品について、どのような意見が寄せられていますか?

 たくさんの共感コメントが届きました!なかでも一番心に残ったのが、宿題の直しのことでした。宿題は親がチェックしてから子供が直しをして提出なんですが、「宿題のチェックは、苦手な料理を頑張ったのに、まずいと言われたようなもの」というコメントがあり、「ほんとそれだな」と思いました。それからは、宿題が終わったら、まずは「頑張ったね」と伝えるようになりました。

ーー創作活動で今後、取り組んでいきたいことを教えて下さい。

 テーマを絞らず、誰かひとりにでも役立つかなと思うことがあればどんどん取り組んでいきたいと思っています。