サスケが大蛇丸の変装を見破る『NARUTO-ナルト- 中忍試験編』DVD (C)岸本斉史 スコット/集英社・テレビ東京・ぴえろ

【画像】お互いへの信頼で偽者を見破るパターンは胸アツ!頭脳もハートも優秀なキャラたち(8枚)

どんな手段でも見破ることができればOK?

 味方に化けて敵が紛れ込む、というのはマンガやアニメではよくある展開です。声や姿形などで本物と区別がつかない偽者を見破るシーンなどは、キャラクターの個性が垣間見られるので名場面も多数あります。ネット上でも「正体を見破る好きな方法」が、話題を集めていました。

 たとえば『NARUTO-ナルト-』のうちはサスケが、中忍試験で同じチームのうずまきナルトに化けた大蛇丸の変装を見破るシーンが挙げられます。あらかじめ決めておいた複雑な合言葉を「完璧に言えた」ことで、目の前にいるナルトが偽者だと看破しました。

 サスケ曰く「あいつがそんな長い歌覚えられるハズないからな…」とのこと。ナルトの物覚えの悪さをよく知っているからこそ、相手の裏をかくことに成功しました。なお遅れて登場した本物のナルトは、案の定「合い言葉は……… 忘れちまったぜ!」と堂々と言っています。

 また偽者と見破ったわけではないものの、結果として撃退に成功するパターンも。例えば、『HUNTER×HUNTER』のクラピカは、レオリオに化けて現れた魔獣キリコを容赦なく攻撃します。「なぜニセ者とわかった?」と問う相手に、クラピカは「別にニセ者だと思ったわけじゃない」と答え、約束を破るような奴だから殴っただけだと冷静に言い放つのでした。

 また、『ジョジョの奇妙な冒険』第4部の自他ともに認めるバカキャラ・虹村億泰は、ふたりのうち、どちらかが偽者という場面で両方とも攻撃することを決断。一刻を争う事態ではこの選択が奏功し、協力者のスピードワゴン財団職員になりすましたスタンド使い・音石明を見事倒しています。『ジョジョ』ではその他に、3部の承太郎が「スタンド使いの特徴」に関する嘘をついて偽のテニール船長をあぶり出す場面や、逆に敵のヴァニラ・アイスがDIOに成りすましたイギーの「ザ・フール」に気づいて(DIOへの信奉心ゆえ)ブチギレるシーンなども、名場面として挙げられていました。

 その他『鋼の錬金術師』のホークアイ中尉が、「大佐はね 二人きりの時私の事「リザ」って呼ぶのよ」(嘘)とカマをかけてエンヴィーにボロを出させるシーンや、『ドラゴンクエスト ダイの大冒険』で呼び名が違うことからキルバーンになりすましたアバンの変装が見抜かれるシーン、『ゴールデンカムイ』の偽アイヌをあぶり出すための尾形のドS過ぎる方法&「アシリパさんが刺繍に夢中」という偽アイヌの嘘で杉元が笑顔からいきなり殺戮モードに入る場面など、見破り方のバリエーションは豊富です。ネット上でも「『アイツが答えられるわけないからな!』系好き」「カマかけたとか策略とかでなく、最後は信頼感で見破るのはやっぱいい」「性格悪いキャラだからできる見破り方が笑っちゃう」などの声もあり、さまざまな作品の名が挙がっていました。