多くの観客がトラウマになったドロンコ魔王が出てくる『映画 それいけ!アンパンマン キラキラ星の涙』キービジュアル (C)やなせたかし/フレーベル館・TMS・NTV(C)やなせたかし/アンパンマン製作委員会1989

【画像】大人が見ても怖すぎる敵キャラが登場する、劇場版「アンパンマン」シリーズ

ばいきんまんが恐怖の魔王に変身?

 多くの人に長く愛されている子供向けアニメ『それいけ!アンパンマン』。主人公のアンパンマンだけでなく、ばいきんまんなど敵側にもかわいいキャラが多いです。しかし、時にはホラーに出てきそうなタイプの敵も存在しています。今回は『それいけ!アンパンマン』に登場する、トラウマレベルの怖い敵を紹介します。

「怖かった」という声を多く聞くのが、1989年3月公開の『映画 それいけ!アンパンマン キラキラ星の涙』に出てくるドロンコ魔王。ドロンコ魔王は、真っ黒な体に複数の触手を持った不気味な怪物です。なにより特徴的なのがギロっとしたひとつ目で、見た瞬間思わず背筋が凍りそうになるデザインが印象に残っている人も多いのではないでしょうか?

 また物理攻撃がほぼ効かず、アンパンマンたちを苦しめた点でもかなり恐ろしい敵と言えます。

 ドロンコ魔王に匹敵する怖さの敵は、メコイスの大魔王。あまり馴染みのない敵と思う人もいそうですが、こちらはばいきんまんが変化した姿です。『映画 それいけ!アンパンマン ばいきんまんの逆襲』で、ばいきんまんは世界一の大魔王になれるという壷をゲットします。しかし壷の力が暴走し、ばいきんまんはかつての面影が皆無の禍々しい魔王に……。

 ばいきんまんが何度も「助けて!」と言いながら、メコイスの大魔王に変わるシーンはインパクト抜群。ネット上では「敵とはいえかわいそうだった」「アンパンマン離れしたキャラデザでずっと覚えてる」などの声があがっています。

 ほかにも、おじいさんのような細長い顔の「すなおとこ」など、かわいいとは言いがたい敵が多数登場しています。『それいけ!アンパンマン』を見返してみると、大人でも震えあがってしまう場面に遭遇するかもしれませんね。