「やまがた1日乗車券」を利用して、蔵王のグルメ&黒沢温泉を堪能

市街地の移動に便利な「やまがた1日券」。山形駅から山交バスに乗って南下し、温泉地としても知られる蔵王方面へ向かいます。

途中で立ち寄りたいのが、2023年12月にオープンした山形市内初の道の駅です。

「道の駅 やまがた蔵王」で地元グルメとお土産探しに夢中

館内には、トイレや授乳室に加え、さまざまなイベントに利用できる「樹氷ホール」、飲食コーナーがあり、敷地内には山形の秋の風物詩「芋煮」が手ぶらで楽しめる「芋煮広場」が整備されています。

芋煮広場

また、飲食コーナーには地元食材を使った商品が並ぶ4店舗が出店。旅のお土産探しができるほか、購入したものをイートインスペースですぐに味わうこともできます。

山形の素材にこだわるプリン専門店「山形プリン 道の駅蔵王」

山形県の「やまべ牛乳」や蔵王の卵、旬のフルーツなど、山形県産の素材を生かしたプリンがショーケースにずらり。人気ナンバーワンの「蔵王スノープリン」(454円)は、牛乳の風味がしっかり感じられる甘く濃厚なミルクプリン。上にのったミルクの泡が雪のようにスッと溶けます。

蔵王卵と「やまべ牛乳」で固めに仕上げたプリンをそのまま凍らせた「プリンアイス」(390円)は、見た目もかわいいプリンスイーツ。容器の周囲を手で温めてからスティックを引くときれいに取り出せます。香ばしいカラメルがアクセントになっていて、甘さもすっきり。時間が経つにつれて口当たりの違いも楽しめます。

山形市にある人気カフェのカヌレが話題「SLOW JAM 道の駅やまがた蔵王」

山形市中心部にある人気カフェの姉妹店。リピーターが多い「山形カヌレ」(400円)は、牛乳も卵も山形県産を使用。フランスの伝統製法で作られ、表面はカリカリと香ばしく、中はカスタードプリンのようなもっちりとろりの不思議な食感です。優しく香るラム酒もたまりません。

山形の米粉やそば粉などを使ったミニサイズのパウンドケーキ「山形のめぐみ」(3個入1,080円)や、イートインメニューの「山形県産ビーフスパイシーカレー」(1,080円)もあります。

工房で焼いた香り高いバウムクーヘン「ESCARGOT ZAO BAUM STUDIO」

店内の工房で職人が丁寧に焼き上げたバウムクーヘンは、発酵バターとラム酒の風味が利いたふんわりしっとりの「ソフトタイプ」(980円)と、焦がしバターを使った生地を何層にも重ね、表面をキャラメリゼした「ハードタイプ」(1,380円)の2種類。さらに、山形産フルーツとバタークリームをサンドしたり、チョコやフルーツをトッピングしたりと、バウムクーヘンのアレンジお菓子が並びます。

ショーケースの奥には真っ赤なオーブンが目を引く工房が。毎週火曜と土曜限定で、ガラス越しにバウムクーヘンを作る様子が見られます。あたりいっぱいに広がる甘い香りがたまりません。

自社牧場で育てた新鮮な牛肉や加工品がたくさん「TAKAHASHI BEEF FARM」

自社の牧場で育てたオリジナルブランド牛「蔵王牛」をはじめ、山形県が全国に誇るブランド牛、「米沢牛」「山形牛」を部位や用途ごとにカットし真空の状態で販売。使いやすいサイズなので、ブランド牛の食べ比べにもおすすめです。

お土産にぴったりなのが、蔵王牛使ったレトルトの「蔵王牛いも煮」(756円)と「蔵王牛肉カレー」(864円)。どちらも、希少部位が贅沢に入っています。店内では、焼肉やステーキと相性がいいオリジナルのタレも販売。

道の駅 やまがた蔵王

住所:山形県山形市表蔵王79-1電話:023-676-6868開館時間:9:00~17:30休館日:1月1日web:道の駅 やまがた蔵王 公式サイト

温泉にサウナにスイーツも! 時間を忘れてのんびり「おふろカフェ」

「道の駅 やまがた蔵王」にほど近い温泉郷、黒沢温泉には、東北初のおふろカフェ「yusa」があります。ラウンジで圧倒的な存在感を放つブックシェルフは施設のシンボル。館内の1、2階が広い休憩所になっています。

入館料は、営業時間中たっぷりと施設(休憩ラウンジ、大浴場、サウナガーデン)が利用できて館内着も付いた「フリータイムコース」(大人平日1,408円、土・日曜、祝日1,518円 ※タオルなし)と、施設が120分間楽しめる「時間制120分コース」(大人平日770円、土・日曜、祝日880円 ※館内着、タオルなし)があります。

5階にあるお風呂は、ガラス越しに蔵王連峰が見渡せる展望大浴場。隣接した半露天風呂からも雄大な山々が望めます。泉質はナトリウム-硫酸塩温泉です。

館内着や水着で利用する「サウナガーデン」は、男女で利用OKなので、家族で一緒に楽しめます。サウナストーブはドイツ製。自分でサウナストーンに水をかけるセルフロウリュウ式です。たっぷり汗をかいたら水風呂や外気浴で整い、サウナラウンジで水分補給も。

休憩ラウンジはソファや小上がり、キッズスペースにハンモックなど、さまざまなタイプの席があり、コーヒーとデトックスウォーターが無料です。また、本棚にびっしり並んだ本は、雑誌やコミック、ガイドブック、絵本など、その数なんと8,000冊! ボードゲームの貸出もあり、リラックスしながら充実した時間が過ごせます。

「yusa」のコンセプト、「果樹園×クラフト×カフェ」を楽しむスイーツが、1階のレストランで食べられる「自分で包む季節のフルーツを使用した手織り大福」(1,580円 ※数量限定、予約不可)。こしあん、ずんだ、季節のあんに、フルーツとクレープ状の求肥、抹茶がセットになっていて、自分でオリジナルのフルーツ大福を作ることができます。フルーツは季節によって替わり、6種類前後が用意されています。ドリンクを追加し2人でシェアしてもOKです。

おふろcafé yusa

住所:山形県山形市大字黒沢319-2電話:0570-00-5511営業時間:10:30~22:00定休日:不定休web:おふろcafé yusa 公式サイト

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【番外編】シェアサイクルで自由気ままに山形市内を走る

バスのルートからはずれて山形市内を自由に効率的に回りたいなら、「山形市コミュニティサイクル(シェアサイクル)」を活用する方法も。山形駅やバス停といった交通結節点の付近に82ヶ所のサイクルポートがあり、全部で284台の自転車が用意されています。利用料金は15分につき50円。時間にしばられず小回りが利くので、バスやタクシーと並ぶ公共交通として利用者が増えています。