改造でナンバープレートをズラすのは違法になる?

メーカーが製造したままの車でナンバープレートが中央からズラした位置に取り付けられているのですから、ユーザーが改造によってナンバープレートの位置を変えることも可能であり、法規から外れていなければ違法な改造にはあたりません。

こうした改造はオフセットと呼ばれ、ナンバープレートオフセットのためパーツも一部で販売されているため、比較的容易にできるカスタムのひとつです。

しかし、位置を変えることが違法でなかったとしても、表示に関する基準は明確に示されていることを忘れてはならず、オフセットしたナンバープレートの表示が基準以内であるかを確認することが必要です。

仮ナンバープレートは自作で大丈夫?

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ディーラーや整備工場で車検を頼めなくなる場合がある

自動車整備工場
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ナンバープレートをオフセットすると、ディーラーや整備工場等で受け入れてもらえなくなる場合があります。これは、その事業所が最悪の場合で営業停止になるおそれがあるためで、改造車のオーナーが支払う金額など取るに足らないほどの損害が発生するからです。

改造車のオーナー自らが基準以内であることを確認していたとしても、工場側がそれを鵜呑みにすることはできず、仮に作業を行うのであれば適法であるか確認を行う必要があり、確認の結果違法であった場合何もせず返却することとなりますが、改造車オーナーの多くはそれに納得せずゴネてトラブルになります。はじめから受け入れないことが、もっとも損害が少ないのです。

そのため、ナンバープレートをオフセットさせる改造を施すと、自身の手で車検場に持っていき検査を行うユーザー車検をしなければならない場合があることを覚えておきましょう。

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