「MT車でブレーキ踏むときクラッチ切らない」いつも正解?

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「MT車でブレーキかけるときは止まる直前までクラッチ切らない!惰力走行で減点だよ!」

こんな風に教習所で指導された経験のある方は多いのでは?エンジンブレーキが効く、タイヤにかかる駆動力で走行が安定する、といった理由から、MT車のフットブレーキ操作はクラッチをつないだまま行うことが基本とされています。

ただ、教習所で習ったことがいつでも100%正しいとは限らないですよね。もしかしたら、「クラッチを切った状態で減速したほうがいい場面もあるかも?」「路面状況や速度などによって適切なブレーキ方法が変わる」なんてことはない?

……と疑問が湧いたので、MT車でブレーキする際のクラッチ操作について、ドライバー諸氏に意見を求めてみました。

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まずは「MT車のブレーキ」についてネットで意見を集めてみた

意見収集の第一歩として、ある知恵袋サイトにて「MT車でブレーキをかけるとき、クラッチを切ったほうがいい場面はありますか?」と質問してみました。お寄せいただいた回答の中から、参考になると筆者が感じたものを見ていきましょう。

Sさんのご回答

「クラッチを切ってブレーキするとタイヤがロックするし危険。なのでクラッチを切ったほうがいい場面はないと思う。あるとすれば、タイヤをロックさせてスピンしたいとき?まあ普通はやらないよね」

Yさんのご回答

ツルツルに凍った路面でブレーキをかけるときは、クラッチ切ってタイヤにかかる駆動力を遮断したほうが制動しやすいと思う。ただ、これはABSが備わっている車にかぎりますが」

Jさんのご回答

徐行運転するときくらいかなあ。たとえば下り坂で徐行するとき、クラッチ踏んだままブレーキで速度調整する場合もあるんじゃない?」

Oさんのご回答

高速でフルブレーキしたとき勝手に体が動いてクラッチを切っていました。適切な操作かはわかりませんが、緊急時には無意識にクラッチを踏むことがありますね。ちなみにそれで事故になったことはありません」

意見はさまざまだが……

……というように、ブレーキ時のクラッチの扱いについては、さまざまな意見があるようです。ただ、今回いただいた回答には根拠に乏しいものもあったな、というのが正直なところ。

アイスバーンの走行や高速走行といった危険性の高いシーンでは、ブレーキ操作のセオリーを守ったほうがよさそうに思えます。特に高速走行中に急ブレーキをかける際は、フットブレーキに意識を集中したほうがよいのでは?

ついでにいうと、ネットで集めた意見だけではリアリティに欠ける気もします。というわけで、知り合いのMT車乗りにも話を聞いてみることにしました。

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