長持ちさせるには定期的なメンテナンスが不可欠
ディーゼル車が長寿とされる理由は、エンジン設計のしかたにあります。
ガソリンエンジンと比べてディーゼルエンジンは燃焼圧力(ピストンを押し下げる力)が高いため、エンジン全体を頑丈に設計する必要があります。この頑丈設計が長寿命説の根拠。丈夫につくったエンジンは長持ちする、というわけです。
ただ、ディーゼル車も不死身ではありません。ガソリン車にはない独自の注意点があるため、長持ちさせるには多少の知識が必要です。
ディーゼルエンジンは頑丈に設計されていますが、デリケートな面もあります。エンジントラブルを避けて長く乗り続けたいなら、次の点に注意しなければなりません。
- 頻繁なエンジンオイル交換が必要
- ディーゼル専用オイルが必要(価格が高め)
- DPFの洗浄や交換が必要(3〜5年に1回程度)
- チョイ乗りには不向き
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チョイ乗りユーザーが長く乗るのは難しいかも
ディーゼルエンジンには、有害なPM(粒子物質)をキャッチするDPF(微粒子捕集フィルター)が備わっています。DPFには溜まったPMを清掃する機能が備わっていますが、この機能はエンジンが温まらないと働きません。
チョイ乗りではエンジンが十分に温まらず、DPFの清掃機能も働かないので要注意。月に何度かは30分以上のドライブをしないと、DPFの詰まりによるエンジン不調が起きてしまいます。
このように、ディーゼル車は上手く使えば長持ちしますが、乗り方によっては短期間で故障してしまいます。5キロ圏内でのチョイ乗りがメインの方は、ガソリン車を選んだほうがよいかもしれません。
結局のところ、車の寿命はオーナー次第。自分に合った車種を選び、メンテナンスを怠らないことが、愛車と長く付き合うためには最重要だといえるでしょう。
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