最近、ライダーたちの間で人気だというツーリングキャンプ。
ちょっと興味がある、始めてみたいという人もたくさんいるだろう。

そこでツーリングキャンプ上級者で、カスタムパーツメーカー「デイトナ」の織田社長が基本的なポイントを教えてくれた。

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デイトナ 代表取締役社長 織田哲司さん
オートバイの部品や用品を多数取り扱い、ライダーであれば知らない人はいない「デイトナ」の代表取締役社長。
ライダーであると同時に二輪業界屈指のキャンプ好き。同社のツーリングキャンプ製品の開発にも関わっている。

■食事は簡単シンプルが ○

クルマほどたくさんの荷物を積むことはできませんが、バイクは機動力が高いので、食材は基本的に現地調達。

また、自然のなかでひとりの時間をゆっくりと味わいたいので、食事は手早くできるシンプルなものにしています!

■テントは前室アリが ○

ライダーは、ヘルメットにジャケット、グローブにブーツ&プロテクターと身につける装備品が意外と多く、それらを安心して置ける場所が欲しいところ。
前室があれば、それらも置けて、自分もゆっくりと休めます!

■走行距離は控えめが ○

走ること自体が楽しく、良い道を走りたくなるのがライダーというもの。
ただ、キャンプもしっかりと楽しむことを想定して、走行距離はちょっと抑えるのがベスト。
僕の場合は、自宅から150km圏内と決めています!

■はじめるなら250cc以下のモデルが ○

ツーリングキャンプをはじめるなら、後ろに大きな荷物を積むことを考え、扱いやすく、安心して乗れるものが良いですね。
250cc以下のバイクであれば、扱いやすく、また車両価格もお手頃なので最適かと思います!

織田社長が語るツーリングキャンプの魅力

会社でもツーリングキャンプ用品の開発や販売をしていますが、私、個人としてもツーリングキャンプが好きで、多いときは年に10回ほど行っています。

そんなツーリングキャンプの魅力は、ひとりを楽しみたいと考えた時、バイクという乗り物はピッタリだということ。

クルマと違って、バイクは移動自体が楽しみになるんですよね。例えば、同じ道を何回通っても楽しめるのがバイクなんです。
その時の天候や景色、匂いなどをダイレクトに感じることができるような。

また実用的な面でも渋滞の心配もあまりなく、目的地までも比較的スムーズに行け、さらに機動力も高い。

でも、一番はバイクで走る爽快感と自然の中でのリフレッシュ、それは何事にも代えがたい部分です。
会社としても、ライダー目線でより快適に楽しめる“コンパクト&コンフォータブル”な道具を今後も出していきたいですね。

PHOTO/茂田羽生
TEXT/安室淳一
協力/竜洋海洋公園オートキャンプ場
出典/ガルヴィ2019年8月号