シーバスゲームでは、ルアーに対してスレたターゲットを狙うケースがあります。

派手なウォブリングアクションでは見切られてしまうようなときに、ダイワのモアザン クロスカウンターがあれば頼りになります。

2023年には、新しいカラーバリエーションが追加ラインナップ。

その特徴や使い方について、分かりやすくご紹介しましょう。

モアザン クロスカウンター125Fとは

モアザン クロスカウンター125Fとは、ダイワから発売中のシーバスゲーム専用リップレスミノーのことです。

97Fというコンパクトサイズもあるのですが、今回追加カラーバリエーションが投入されるのは、大きいサイズの125F。

全長は125mmで、ウエイトは15.8gもありますから、シーバスゲーム用スピニングタックルがあれば、遠くまで飛ばせるでしょう。

フックは、6番サイズのトレブルフックが、3つ並んでいます。

モアザン クロスカウンター125Fの潜行レンジは、最大で水深70cm程度。

いわゆるシャローレンジを横方向に、スローにトレースしていくのに適しているフローティングミノーです。

カップの付いたリップレスミノーなので、デッドスローリトリーブに対応できます。

スローピッチ+フラッタリングロールアクションを得意とし、ヨタヨタと弱った魚のアクションを起こすことが可能です。

スローピッチにアクションを振ると、全体的に大人しい感じになりますから、スレたシーバスを攻略するのに丁度いいでしょう。

ロングキャストしてただ巻きリトリーブするだけで、河川の流れの境目やヨレに達したら、自動的にフラリとバランスを崩します。

そこから軌道変更することになるので、食わせの間として使えるのです。

モアザン クロスカウンター125Fのボディ内部にも注目してください。

マグロック+Rシステムを搭載していて、そのシャフト部分をサクサス加工し滑りやすくしてあります。

これにより、飛距離をしっかり伸ばしつつ、着水時のウエイトの戻りが素早くなっています。

スローピッチなロールアクションを、いち早く発生させることで、その場にいるタフなシーバスをバイトに持ち込むことができるでしょう。

出典:ダイワ

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モアザン クロスカウンター125Fの実釣インプレ!

モアザン クロスカウンター125Fを実際にフィールドで使ってみました。

キャストフィールは申し分なく、急に失速して着水してしまうことはありませんでした。

着水してからのアクションレスポンスは軽快+スムーズで、水面直下へ潜り込みながら微細に揺れているのが伝わってきます。

シーバスのバイトは、この揺れがいきなり消えたとき。

ロッドを立てて曲がりを作り、リールハンドルを回しながら曲がりをキープし続ければ、フックがシーバスの口を貫通してくれる感じです。

バチッとフッキングすると、すっぽ抜けてしまうことが結構ありました。

シーバスにモアザン クロスカウンター125Fを持ち逃げさせる感じがベターで、その様子はラインのたるみ・ラインの張りから判別できます。

シャローエリアには、ビッグサイズのシーバスが多いので、フッキング後にきっちりランディングできるよう、ランディングネットを用意しておくことをおすすめします。

足場の高い防波堤からモアザン クロスカウンター125Fをキャストしたこともありますが、きっちり近くまでアクションし続けてくれました。

カップ付きの高レスポンスリップが、このアクションを引き出してくれているのかもしれません。