釣り場でできる衛生対策


出典:写真AC

トイレ以外にも気になるのが、手についたニオイ。エサや魚を触るとどうしても手にニオイがついてしまい水だけではなかなか落ちません。

なるべく直(じか)に触ることを避けるためにグローブを着用、魚はフィッシュトング(魚つかみ)フィッシュグリップで扱うようにし、極力ニオイ移りを防ぐことがポイント。最近では魚のニオイに特化した石鹸やウェットティッシュなどが販売されており、海水で流すことができる石鹸などもあるのでバッグの中に忍ばせておくとさらに安心です。
コロナの影響で、ハンディタイプの除菌スプレーや手指消毒ジェルがどこでもかんたんに手に入るようになったのはありがたいですね。

管理釣り場、遊漁船、堤防などそのシチュエーションによって程度の差こそあれ、釣り場のトイレは「どこもキレイ」とまではいえません。初めての釣り場のときは、あまり期待せず、「トイレットペーパーがあるだけマシ」くらいの気持ちで訪れたほうがいいでしょう(ちゃんと鍵が閉まりますようにという願いを込めて)。

本来、釣りは多少なりとも『汚れる』のは仕方がありません。しかし事前の準備である程度は防ぐことができ、汚れたあとの始末もかんたんになります。コロナ禍を経て、釣りに限らず日々の生活において衛生観念が高くなってきていますが、釣り場においては、まずはできるかぎりの自己対策が重要です。