日本の高速道路のなかで、もっとも長い距離を誇る高速道路が東北自動車道(以下 東北道)です。その全長はなんと600kmを越え、東名高速道路と名神高速道路を足した全長よりも長く、埼玉県の起点から青森県まで東日本を縦断する高速道路です。
そのため、ドライブしごたえが十二分ということと同時に沿道には魅力的な観光地をはじめ、ドライブに最適な要素もたくさんつまっています。その1つが「ご当地グルメ」です。
東北道の埼玉県川口市の「川口JCT」を起点に、群馬県・栃木県・福島県・宮城県・岩手県・秋田県・青森県へと続いていく道のりでは、各地域にご当地グルメというのが存在します。
しかも、東北道沿道のご当地グルメはかなりおいしい食べ物ばかりで、私個人的には、高速道路で一番ご当地グルメに恵まれている路線ではないかと感じております。
今回は、そんな東北道の沿道でおすすめのご当地グルメについてお話ししていきます。ぜひ、東北道のドライブとともに、各地のご当地グルメも楽しんでいただければと思います。
栃木県佐野市「佐野ラーメン」
起点から行くと、栃木県の玄関口となるのが栃木県佐野市です。佐野市の主要インターとなる「佐野藤岡IC」は、起点の川口JCTから55km地点と、首都圏からアクセスしやすい街でもあります。
そんな佐野市には「佐野ラーメン」と呼ばれるご当地グルメがあります。佐野ラーメンは、醤油ベースのあっさりめのスープに青竹手打ちの平麺を使用している、わりとシンプルなラーメンという特徴です。
佐野ラーメンのご当地である佐野市には、いたるところに佐野ラーメンのお店があり、連日行列ができるお店もあるほどの人気っぷりです。私も、何度か佐野ラーメンを食べに行きましたが、どちらのお店もたくさんのお客さんがいて、佐野ラーメンの人気の高さを実感しました。
佐野市には他にも、佐野藤岡IC近郊に「佐野プレミアム・アウトレット」があり、ショッピングと合わせて、ご当地グルメの佐野ラーメンを楽しむのもおすすめです。
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栃木県宇都宮市「餃子」
栃木県の県庁所在地で第1の都市である宇都宮市、人口は50万人を超え北関東内最大の都市でもあります。そんな宇都宮市のご当地グルメが「餃子」です。
宇都宮は餃子の街としても有名で、市内にはいたるところに餃子を販売するお店があります。1990年に、何かでまちおこしをしたいと考えていたところ、宇都宮市の餃子購入額が全国で1位だという情報を市の職員が知り、それから「宇都宮餃子会」が発足され、現在の人気につながりました。
宇都宮の餃子は、白菜やキャベツをメインにした野菜中心の具材が特徴で、甘みのある味わいがたまりません。私も何度か宇都宮餃子をいただいていますが、焼餃子・水餃子ともに毎回感激する味わいです。
また、どちらの餃子店で食べればいいか迷うという方やいろいろな餃子を食べてみたいという方は、宇都宮餃子会が運営する「来らっせ」という餃子のフードコート、いわば新横浜にある「ラーメン博物館」のようなお店もありますので、各店の味比べをしたい方等におすすめです。