クラウドサーバーのメリットとデメリット
クラウドサーバーとは、クラウド事業者が構築した仮想サーバーを利用するサービスだ。
近年では、システムやサービスを導入する際にクラウド型を優先する考え方が浸透していて、それはレンタルサーバーでも例外ではない。
ここからは、クラウドサーバーのメリットとデメリットを解説していこう。
メリット①:導入スピードが早い
1つ目のメリットは、導入までのスピードが早い点だ。
クラウドサーバーの中でも特にパブリッククラウドであれば、アカウントを発行するだけでサーバーを使うことができるようになる。
専用サーバーは構築までに時間がかかるというデメリットがあるが、クラウドサーバーならば約1時間程で初期設定を完了して利用を開始できる。
メリット②:機能や容量を柔軟に変更できる
2つ目のメリットは、機能や容量を柔軟に変更できる点だ。
従来までのレンタルサーバーでは、Webサービスの規模が拡大した際に機能や容量を拡大したいと思っても、プラン変更などで手間がかかるケースが多かった。
しかし、クラウドサーバーでは必要な時に必要な分だけを拡張できるため、無駄が発生しにくく柔軟にスケールできるのだ。
デメリット①:カスタマイズの範囲が限定されている
1つ目のデメリットは、カスタマイズの範囲が限定されている点だ。
クラウドサーバーでは、サービス事業会社が提供する範囲でしかサーバー環境を作り上げることができないため、自社の専用システムと連携できない場合がある。
サービス事業会社が決めたOSや仮想化環境を利用してシステム設計をするため、独自で開発したシステムを使いたい場合は不向きだといえる。
デメリット②:情報漏えいリスク
2つ目のデメリットは、情報漏えいのリスクがあるという点だ。
クラウドサーバーで保管されるデータは、インターネットを介して行われる。そのため、よくあるケースとしては、SQLインジェクションと呼ばれる個人情報の不正抜き取りなどのリスクがある。
人為的なミスとしてはセキュリティホールを作ってしまい、外部アタックを受ける温床になってしまっていることもあるため、万全な体制とはいえないのだ。
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まとめ
全部で4種類あるレンタルサーバーの特徴とメリット・デメリットを解説してきたが、参考になっただろうか。
インターネット上でWebサービスを展開する時に必需品であるサーバーは、近年では多くの方がレンタルサーバーを利用している。
一口にレンタルサーバーといっても、それぞれの種類で異なる特徴があるため、自社のWebサービスに最も適したものを選択しよう。
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