ブームはとうに過ぎたとはいえ、メガヒット映画「トップガン マーヴェリック」とコラボを組んで宣伝に一役買い、マヤノトップガン人気が再燃するなど根強い人気を誇るゲーム、「ウマ娘 プリティダービー」。

ちょっと出遅れですが、まだ映画もやっているうちに便乗企画として、「競走馬に同じ名前が実在する車」を紹介します。

必ずしもクルマが由来とは限りませんが、時期的にクルマが由来だろうと思われる競走馬もあり、皆さんも競走馬のデータベースなどで探してみてはいかがでしょう?

サトノインプレッサ(2019~2021年・スバル インプレッサ)

デビューから2020年毎日杯までの3連勝で期待された駿馬

1998年のツールド・コルスを走る初代スバル インプレッサWRC98 ©STI

「インプレッサ」そのものではありませんが、父が名馬ディープインパクトという血統の良さを持ち、2019年10月のデビュー戦から3連勝。

それも3戦目は武 豊の騎乗で2020年3月の毎日杯を制して話題となり、その後G1で5月の日本ダービー(東京優駿)では4着好走と、将来の期待された競走馬がサトノインプレッサ。

ただし、その後は振るわず2021年2月を最後に引退、2022年4月に繁殖馬として登録されて現在に至っています。

初代レガシィRSのパワートレーンを受け継ぐという血統の良さ、WRCで初代GC8時代に三菱のランエボなどとともに全盛期を迎え、2代目GDB時代にも奮闘しますが3代目GRBで振るわず撤退した、スバル インプレッサとはイメージの重なる部分が多いようです。

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カローラ(1967~1969年・トヨタ カローラ)

初代カローラ発売記念?

初代トヨタ カローラ

かつて、愛知トヨタの社長がオーナーの競走馬に「クラウンエイト」という馬名で登録しようとしたところ、JRA(日本中央競馬会)に製品名と同じ場名はダメと却下されたらしいですが、中央競馬ではなく地方競馬の場合、基準がまた別だったのでしょうか?

1967年11月26日の中京競馬場第4回中京2日目第4レース、3歳新馬でデビューした「カローラ」は、タイミング的にも1966年11月に発売された初代トヨタ カローラから命名されたように思えます。

1969年に最後のレースを終えるまで中京、阪神、京都の競馬場でほとんどマイナーレースを転戦、1着は3戦目の4歳未勝利(阪神)など2回しかなく、2~3着の好走も数えるほどですが、華はなくとも地道に走り続けるあたり、やはり名は体を表していたのかもしれません。