近年のSUVブームやキャンプ人気で、車で海や山へ出かける人々が増えています。

車は鉄やアルミの部品が多く使われているため、塩分が多く含まれている水や風に弱いと知っている人は多いでしょう。しかし、海のレジャーだけでなく山のレジャーから帰ってきたあとも、気をつけたいことがあるのです。

その汚れ、樹液かも?放置すると大変なことに……

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キャンプやバーベキューなどで、木の生い茂る場所に停めた車。雨が降ったわけでもなく、鳥フンが落ちてきたわけでもないのに、ボディやガラスに白い斑点ができていたり、黄色っぽくベタベタしたものが付着していることがあります。

これらの正体は樹液です。樹液は、樹木の枝や幹の表面を覆っている皮が剥けると染み出てくる液体で、樹木の中で栄養分を循環させたり、皮が剥けた箇所を修復したりする役割があります。

樹液には「ガム物質」や「天然樹脂」、「乳液」が含まれており、ゴム製品やゴム糊、漆、チューイングガムなど多彩な品物の原料となっています。

つまり、粘着力があるため、車のボディについてしまうと厄介です。強力な成分であることから、一度付着して長期間放置してしまうと頑固でしつこい汚れになってしまうことも。

こびりつくと汚れを落とすのが難しくなるほか、塗装の剝がれや傷の原因になるなど、車に悪影響を与えてしまいます。

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お湯でも車に付いた樹液を落とせる?

車についた樹液は、以下の2つの方法を用いれば落とすことができます。

  • お湯をかけて樹液を剥がす
  • 市販のクリーナーや溶剤を使って固まった樹液を柔らかくして剥がす

真っ先に試してみたいのはお湯を使って樹液を剥がす方法です。

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樹液は熱に弱いため、お湯をかけて温めるとこびりついた樹液が剥がれやすくなります。お湯でしたら、塗装へのダメージや傷の心配がなく樹液を取り除けます。

適切なお湯の温度は約80℃です。温度が高すぎるとかえって塗装にダメージが起こる可能性があるため、沸かしたお湯などをいきなりボディへかけるのは避けましょう。

他にも、カー用品店で販売されているクリーナーや溶剤をはじめ、自宅にある食器用洗剤やアルコールでも樹液を落とすことができます。

あるカー用品店のスタッフは「鉄粉や水アカなどを落とすためのクリーナーは樹液を落とすのにも使えます。

虫の死骸や鳥の糞、ブレーキダストなどの汚れを落とすのが目的ですが、こびりついた汚れも落としやすいので、車内に1つは置いておくと便利かもしれません。」と語ります。

夏場の暑い時期、車で山へキャンプに出掛ける際は、車の「木の樹液対策」もばっちり行いましょう。

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