車中泊のベッドマットについて

ワンボックスのように完全に平らな床が確保されているのであれば、どんなタイプのマットも使うことができるだろう。

長さが合えば普通の布団や高さの低いコットを使うこともできる。

しかし、座席を使用して寝床を作る場合(ワンボックス以外の軽自動車の場合)は、段差が余程パーフェクトに解消されているのでなければ、少ししっかりしたマットを敷いたほうが無難だ。

逆に言えば、しっかりしたマットを使えば、段差の解消も必要最小限で済ませられる。

例えば、キャンプ用の薄いエンソライトマットや、軽さやコンパクトになることを追求した薄めのエアマットより、エアマットならある程度厚みがあるしっかりしたもの、あるいはサーマレストに代表されるような自動膨張式(現在サーマレストはハイスペックなエアマットに主力を移行している傾向にあるが)のマットなどを選んだ方が良い。

また、N-VANにはオプションでインフレータブルのSUPボードと同じような技術を使ったマットも用意されているが、これはしっかりとした平らな面ができるので、かなりパーフェクトなベッドが出来上がると思う。

その他、快眠するためには窓を塞ぐシェードやカーテンも重要で、寝袋などの寝具選びも大切だ。しかしそこまで話が及ぶと長くなりすぎるか、内容が薄くなるかなので、またの機会に。

軽自動車で快適に車中泊をしたいなら、先ずは何に主眼を置いて車種を選ぶか、そして段差の解消。これに尽きる。

また、狭い軽自動車の車内だから、あれもこれこれもと欲張らずに、極力室内をシンプルにしておくなんてことも、案外軽自動車で快適に車中泊をする上でのコツかもしれない。

ライター:笠原 サタン

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