「鳥取‐島根150km」ついに一本に! 山陰道「出雲・湖陵道路」「湖陵・多伎道路」2024年度開通に反響集まる

山陰道の「断絶区間」が、2024年度につながる見込みです。これについてSNSでは様々な反響が集まっています。

途切れていた山陰道が一本に

 山陰道の一部を構成する国道9号の「出雲・湖陵道路」と「湖陵・多伎道路」が、2024年度に開通予定です。これに対してSNSでは、様々な反響が集まっています。

 出雲・湖陵道路と湖陵・多伎道路は、合わせて島根県出雲市内の出雲IC~湖陵IC(仮称)~出雲多伎IC間8.9kmを結ぶ通行無料の自動車専用道路です。

 国道9号(現道)やJR山陰本線と並走するとともに、途中の湖陵ICは県道39号湖陵掛合線に接続します。

 また、東西の両端は既存の山陰道に接続し“断絶区間”が解消。これにより山陰道は、鳥取県琴浦町の大栄東伯ICから島根県大田市の石見福光ICまでの約150kmの区間が、一本につながります。

 SNSでは、「信号もなく快適に無料で行けるのは運転者として結構楽になりますね」「温泉津が近くなる」など期待を寄せる声が複数。

 一方で、「頼むから追い越しできる所増やしてよ」「全線を無料にしてほしい」といった要望も見られました。

 国土交通省中国地方整備局は、高速道路網が松江や出雲から石見銀山などがある大田方面へ拡大することから、クルーズ船や空港利用者らの周遊観光促進が期待されるとしています。

 なお、同局によると出雲大社から石見銀山までの道路開通後の所要時間は、今より4分短い約63分になる見込みです。