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アルファ米じゃなくて「フリーズドライごはん」! 食べ比べてみました

防災ニッポン

水でも5分というのは驚きです。お湯を沸かせないときに、1時間も待たせられない小さい子どもがいる家庭では嬉しいポイントです。

アルファ米、フリーズドライごはんのどちらも内側に水を入れる目安の線が引いてありますが、フリーズドライごはんのほうは、線が2つあります。下の線まで水を入れれば普通の硬さ、上の線まで入れれば柔らかめに仕上がります。離乳食や高齢の方にも良さそうです。

③味の違い「普通のごはんに近いのはアルファ米」

どちらもお湯で戻したものを食べ比べてみます。フリーズドライごはんは下の方の線(普通の硬さ)までお湯を入れて作りました。

こちらはアルファ米。しっかりとお米の粒が感じられて、お米の甘みもあり、普通に炊いたご飯とほぼ変わらないおいしさです。見た目にも違和感はありません。何も言われずに出されたら、いつもと違うごはんだとまったく気付かないと思います。

こちらがフリーズドライごはんです。指定の量のお湯を計量して作ったのですが、少し水分が多いように感じました。米粒の周りに水分が多く、粒の中心にいくにつれて少なくなる印象です。

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普通に炊飯したご飯というよりは、おかゆの方が食感・味ともに近いかもしれません。口の中に残る後味があって、そこが一番普通のごはんと違う点だと感じました。普通のごはんとは何か違うな、という違和感はあるものの、味自体は問題なくおいしく食べられます。

普通に炊飯したご飯により近いと感じたのはアルファ米でしたが、どちらも簡単にできてこんなにおいしく食べられるので、 非常時にはとても心強いと思いました。

フリーズドライごはんは「冷めてもおいしい」と言われているので、作ってから30分程度時間をおいて冷ましてみました。

作りたての水分が多い感じが薄まり、粒の内側と周囲で水分量の差がなくなったようです。作り立てより食べやすく感じます。アルファ米も冷めてもおいしいので、フリーズドライごはんだけの特徴とは言えなさそうです。

④保存性「賞味期限が長いフリーズドライごはん」

今回比較した「安心米 白飯」と「フリーズドライごはん 白飯」ではパッケージのサイズや重さ・内容量が違います。パッケージの大きさはフリーズドライの方が一回り大きいのですが、フリーズドライごはんの方が少し軽く、出来上がり量も少なめです。

【アルファ米】
調理前の内容量…100g
パッケージ全体の重量…114g
必要な水の量…170ml
出来上がり量…270g

【フリーズドライ】
調理前の内容量…80g
パッケージ全体の重量…96g
必要な水の量…180ml(普通の硬さ)
出来上がり量…260g

賞味期限は、アルファ米が製造日から5年、フリーズドライごはんは8年(96か月)です。非常食として備えておくなら、よりロングライフなのは嬉しいですね。

どちらがぴったり? 自分に合ったものを選ぼう

なかなか店頭で見かけないフリーズドライごはんですが、Amazonで購入可能です。私が買った「フリーズドライごはん白米」は2個入りで972円(2023年11月11日購入時点)でした。アルファ米は1個300円弱で販売されているので、フリーズドライごはんの方が少々割高です。

フリーズドライごはんは、保存期間が長い・調理時間が早い・戻す前でも食べられるといったメリットを考えると、「高くない」と考える人もいるのでは。

アルファ米とフリーズドライごはんの特徴を比べて、自分に合ったものを選んでみてください。一度味を試してみることをおすすめします。

<執筆者プロフィル>
シマサキアヤ
フリーランスライター

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