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ロッテがプロフェッショナルガムを開発!体のあらゆる機能を向上させるガムトレの効果

パラサポWEB

【毛髪】噛むことで頭皮血流が増加することがわかっている。1日のガムの咀嚼時間が30分以上の人は、30分未満の人と比較して頭頂部の髪の毛が有意に太いという結果が得られてる。

【記憶力】高齢者が記憶テスト時にガムを噛むと、記憶に関する海馬等の血流が増加し、成績も向上することがわかった。中学生が14週間、数学の授業中・宿題中に継続的にガムを噛むことで、数学の点数が良くなったことが報告されている。

【美容】8週間のガムの咀嚼により女性のフェイスラインの角度が増加し、フェイスラインの引き締め効果が示唆された。

このようにガムを噛むことは、アスリートに限らず老若男女にさまざまなメリットをもたらすようだ。

photo by Shutterstock

「また、フーセンガムを膨らませることが、子どもたちの健康に寄与しているというエビデンス(https://www.lotte.co.jp/info/news/pdf/20230607142645.pdf)もあります。最近、口がポカーンと開いている子どもが増えていて、そのせいで風邪をひきやすくなったりするそうです。フーセンガムは噛んで柔らかくして、舌を使って形を整え、その後口をすぼめて膨らませるという、口の総合的な運動になるので、フーセンガムを使ったトレーニングを継続的にやってもらうと口がポカーンと開いてしまうのが改善されたり、滑舌がよくなったりすることが期待できます」(毛利さん)

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子どもだけでなく高齢者にとってもガムを噛むことは有益だそうだ。

「高齢者の口の衰えをオーラルフレイルといいますが、オーラルフレイルになってしまうと、4年後に要介護となる危険度や死亡率が約2倍になると言われています。ガムを噛んで口のトレーニングをすると口腔機能が高まる結果も得られていますので、オーラルフレイル予防に関する研究を進めています」(菅野さん)

今日からはじめたい、ガムトレ

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こんなに健康にメリットがあるガム。どのように噛むのがいいのか、ロッテが推奨するガムトレを教えていただいた。

■POINT 1 背筋を伸ばし足をしっかり地面につける
背筋を伸ばすことで、脳への刺激が高まり、唾液がしっかりと出ることに加え、足を地面につけることでしっかり噛みしめられるため、咀嚼率が向上。

■POINT 2 口を閉じたまま左右均等に噛む
口をしっかり閉じて噛むことで、口を閉じる筋肉の運動になる。また、左右均等に噛むことによって舌を左右に動かすため、舌の筋肉の運動にもつながる。

■POINT 3 自分のペースでリズムよく噛む
リズムよく噛むことで「幸せホルモン」と呼ばれるセロトニンが増加。日常的に行うことで、自律神経のバランスを整え、精神の安定につながる。

上記のポイントに気をつけながら、ぜひガムトレを実践してみてほしい。

噛むという行為はアスリートに限らず、老若男女すべての人の健康に関係する。とはいえ、急に食事に硬い食べ物を取り入れるのは難しい。その点ガムならいつでもどこでも手軽に噛むことができる。しかし残念ながら日本では、授業中や会議中などにガムを噛んでいると、「態度が悪い」と言われてしまうことも少なくない。

口腔健康セミナーを受ける千葉ロッテマリーンズの選手たち

「日本でもプロ野球選手は試合中でもガムを噛んでいる人が増えていますが、中高生の部活動などではガムはNGな学校がほとんどです。やはり教育現場ではガムはマナー違反だという考えが根強くありますし、会議中にガムを噛むことは難しいという職場も多いと思います。我々としてもガムを噛むのにTPOが求められるのは仕方ないことだとは思いますが、一方でガムを噛むことは、より良い成果を出すための準備であるという認識が世の中に広がって、ガムを噛んでいる人を見たらマナー違反じゃなくて、自分を高めている、自己研鑽しているんだと思ってもらえるような世界になるといいなと思っています」(毛利さん)

株式会社ロッテでは千葉ロッテマリーンズの他、サッカーJリーグの川崎フロンターレの選手、プロゴルファーの池田勇太選手などにも“プロフェッショナルガム”の提供を始めた。さらに今後も他のJリーグのチームやバスケットボールのBリーグのチームなどにも新たに提供の予定があるとのこと。アスリートの中でも噛むことがパフォーマンスにつながることが徐々に認知されつつあるようだが、一般にはまだ広く知られていないのは残念だ。アスリートに見習って、今日からガムトレを始めてみてはいかがだろうか。

text by Kaori Hamanaka(Parasapo Lab)
資料提供:株式会社ロッテ
photo by Shutterstock

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