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夏から秋にかけて風水害に要警戒です!注意点と防災のポイント

防災ニッポン

風水害は、以下のようにさまざまな気象現象が原因で発生します。

・梅雨前線
・台風
・秋雨前線
・低気圧
・大気が不安定

下の表は、2017年以降に発生した風水害とその種類をまとめたものです。

出典:内閣府「令和4年防災白書(PDF版)」附14-16を元に著者作成 

風水害の原因の多くは台風や梅雨前線、秋雨前線などです。暴風、突風などの風害は、ほとんど台風が原因です。梅雨前線や秋雨前線による風水害の場合、台風に比べると被害が長期化しやすい特徴があります。

エリア別にみる起こりやすい風水害

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風水害が起こりやすいエリアは、住んでいる場所によって異なります。

エリアごとに発生しやすい風水害の種類を以下にまとめました。

同じ大雨でも山間部では土砂災害、川沿いでは洪水、都市部では浸水のように、発生する災害の種類は異なるので、備えるポイントも変わってきます。

まずは住んでいる場所の災害リスクをハザードマップで確認しておきましょう。

風水害に備えるポイント

夏から秋にかけては、台風や秋雨前線による風水害のリスクが高まります。秋雨前線では「浸水・洪水・土砂災害」、台風ではこれらの災害に加えて「高潮・高波・暴風災害」のリスクも高くなります。

毎年のように風水害が発生しているので、「今年も同じように災害が起こるかもしれない」という危機感を持って防災対策をしましょう。

備えるポイントや流れは次のようになります。

防災グッズの確認 ハザードマップの確認 避難するタイミングを決めておく 避難する場所を想定しておく

風水害では、雨や風による被害が長期化することもあります。最低でも3日分以上の食料と水、生活必需品を用意し、情報収集ができるように携帯ラジオやスマホのモバイルバッテリーなども用意しておきましょう。

避難するタイミングについては、警報や気象情報、自治体の出す避難情報などを参考にしてください。

こちらの記事もおすすめ!→災害時の避難!「避難情報」「警戒レベル」の見方とポイント

警報に切り替えられる可能性が高い場合や、大雨警報・洪水警報・暴風警報・波浪警報・高潮注意報などが発令されたら、いつでも避難できるように準備を行い、高齢者や身の危険を感じる方はこのタイミングで避難をしましょう。

さらに、土砂災害警戒情報、氾濫危険情報、高潮警報などが発令されたり、自治体から避難指示が出たりしたら、安全を確認しながら避難を開始してください。

避難場所については、ハザードマップの指定緊急避難場所で確認ができます。避難指示やそれに該当する気象・防災情報が発表されたとき、どこに避難するか事前に把握しておきましょう。

風水害は、天気予報や気象情報などから事前にある程度予想ができます。災害発生時に迅速な対応をするためにも、早いうちから情報を集めて準備しておきましょう。

〈執筆者プロフィル〉
田頭 孝志
防災アドバイザー/気象予報士
田頭気象予報士事務所。愛媛の気象予報士・防災士。不動産会社の会員向けの防災記事、釣り雑誌にコラムの連載・特集記事の執筆、BS釣り番組でお天気コーナーを担当したほか、自治体、教育機関、企業向けに講演を多数、防災マニュアルの作成に参画。

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