原作:山口ミコト、作画:北河トウタ『DEAD Tube』第17巻(秋田書店)

【画像】鳥肌ヤバッ! 鬱展開にゾクッとする復讐マンガを見る(8枚)

可能性を否定できない、生々しさに鳥肌!

「非日常」を求めてマンガを読むことはありませんか? 特に読者の日常とはかけ離れたスプラッタ系の作品を好む人もいるのではないでしょうか。この記事では、子供には見せられない、描写が生々しすぎたトラウマ級のマンガをご紹介します。

『DEAD Tube』(原作:山口ミコト、作画:北河トウタ)

 映画研究部でカメラを担当している冴えない青年が、学年一の美少女に撮影の依頼をされたことが原因でエロ、殺し、面白ければ何でもありの「DEAD Tube」に参加させられるお話です。

 YouTubeが普及している現代だからこそ、「存在していてもおかしくないのでは?」と読者の不安をあおる作品です。多少のギャグ要素はあるものの、それだけでは中和しきれないほど、ショッキングなシーンが連発する作品です。

 原作は、心理バトルが魅力的な『トモダチゲーム』の原作を務めた、山口ミコト先生が担当しています。また、作画は北河トウタ先生が担当しており、少女マンガに登場していそうなかわいらしい女の子たちが血まみれになるギャップだらけの作品です。

『あかよろし 闇花札遊鬼譚』(原作:山口夢/TARO、作画:ヤドクガエル)



原作:山口夢/TARO、作画:ヤドクガエル『あかよろし 闇花札遊鬼譚』第1巻(マッグガーデン)

 父の借金を返すために拉致された少年が、命と引き替えに行われる「花札賭博」に参加することになってしまうお話です。「花札賭博」のルールとしてプレイヤーは負債を抱えた者ばかり。彼らはお金を払う代わりに自身の肉体を掛けて花札のゲームに挑みます。もし負ければ、お金の代わりに手や足、内臓などを即座に渡す必要があるのです。

 この作品のポイントは、花札後の敗者の描写です。切り落とされた手足がゴロンッと転がり切られた断面が見えたり、古傷に指を突っ込んで中をいじくりまわす様子が描かれたりしています。特に切り落としたときの断面がとてもリアルで、読んでいて背筋がゾワッとする作品です。



原作:外薗昌也、作画:谷口世磨『パンプキンナイト』第6巻(LINE Digital Frontier)

『パンプキンナイト』(原作:外薗昌也、作画:谷口世磨)

 過激ないじめによって顔を失い、精神病棟へ送られた女子高生がパンプキンマスクをかぶり、いじめに加担した人たちを残酷な方法で殺害していくお話です。作中に登場する人物は、全員クズと言っていいほどまともな人間が登場しません。いじめも顔をしかめずにはいられない方法で行われますが、そのいじめに対しての復讐は目を背けたくなるほど悲惨です。

『鬼畜島』を手掛けた外薗昌也先生が原作で、読んでいてゾワッとする、谷口世磨先生の画力という最強コンビが制作している作品です。あまりにも凄惨で生々しい描写は、心臓の弱い人にはオススメできないほどで、人によっては悪夢となって出てきそうな雰囲気です。

『Trash』(原作:山本賢治、作画:D.P)



原作:山本賢治、作画:D.P『Trash』第1巻(秋田書店)

 歌舞伎町を中心に活動するふたりの殺し屋が、犯罪者や同業の殺し屋を殺りくしていくお話です。絵は萌え系のタッチで、かわいらしい女の子やイケメンが登場します。しかし、クズだけでなく、そんな女の子やイケメンまで容赦なく破壊されていく様子は、精神状態がすこぶる良くてもキツイものです。

 この作品の怖いところは、たとえレギュラーキャラとして登場していても、あっさり退場してしまうことが多い点です。たとえ主役であっても、いつ死ぬか分からない、緊張感が続きます。スプラッタ系の作品をよく読む読者から「最高峰にやばい」と言われるほど、グロさ満載な作品です。