『ONE PIECE』最終章、全ては空白の100年に繋がる。謎を解き明かす４つの要素

※コミックス未収録の内容を含みます。

悪魔の実は、ひと口齧ればカナヅチになるのと引き換えに人智を超えた特別な能力が得られる不思議な果実で、ヒトに限らず、魚人や動物、さらにはモノも悪魔の実の能力を得ることが可能。

能力には種類があり、「超人（パラミシア）系」「動物（ゾオン）系」「自然（ロギア）系」に分類されます。その能力は「覚醒」することがあり、覚醒した能力者は自身の力を周囲にまで影響させられるようになります。

Blu-ray『ONE PIECE 20thシーズン ワノ国編 PIECE.7』

via Blu-ray『ONE PIECE 20thシーズン ワノ国編 PIECE.7』

また、一つの実から複数の能力者が生まれることや、同じ能力が同時期に存在することはありません。
2種類以上の悪魔の実を食べることも不可能であり、2つ目の実を口にしようものなら体が爆散してしまうという恐ろしい話も……。

このほかにも悪魔の実には上下関係や転生などさまざまなルールがあり、自然発生したものではなく人工物である可能性が高い。
“身体がバラバラになる”“一度死んでも蘇る”など自然界ではあり得ない能力の数々もまたその能力を必要とする誰かによって生み出された可能性が高いことを物語っているように思います（実際、「人造悪魔の実」が生み出されているし……）。

そんな悪魔の実のルーツも、空白の100年にある可能性が急上昇しています。
根拠として、トキが「トキトキの実」の能力者であったこと。つまり800年前には悪魔の実が確実に存在していたということになります。

また、おなじみの「ゴムゴムの実」を800年の間世界政府が回収できなかったという事実。やはり空白の100年が絡んでいるよう。
さらに、「ゴムゴムの実」というのは歴史から名を消すための仮の名で正式名称は「ヒトヒトの実（幻獣種 モデル：ニカ）」であるということ。歴史から消す、というとやはり空白の100年に大きく関わっている予感がします。

一体誰が何のために作り出したものなのでしょうか……。

CD『ONE PIECE MEMORIAL B』画像

via CD『ONE PIECE MEMORIAL B』より

■ジョイボーイ
空白の100年に実在した人物。ある巨大な王国の人物であった可能性も。

■象主（ズニーシャ）
ジョイボーイを知る（親交があったらしい）生き証人

■天月トキ
800年前からやってきた光月おでんの妻。空白の100年を生きた世代？

■歴史の本文（ポーネグリフ）
ある巨大な王国の人々が後世に教えを伝えるために遺した石碑

また、レイリーたちロジャー海賊団の残党、おでん漫遊記を読んだヤマトも空白の100年について知っていると思われます。彼らにも注目しておきたいですね。