いよいよランクル250の販売がスタート!どんなモデルがライバルになる?

【ライバルモデル 4】トヨタ ランドクルーザー300

 最後に紹介するのはトヨタ ランドクルーザー300。同じランクルなので、まさに同門対決といったところだ。ランドクルーザー300は、1967年に登場したランドクルーザー55系の流れを組むステーションワゴンシリーズ。60系、80系、100系、200系と進化を続け、現行型は2021年にフルモデルチェンジを受けた300系となっている。ライトデューティの系譜にある250系はカジュアルさとオフロード性能の両立を軸とするのに対し、ステーションワゴンシリーズの系譜はプレミアム性を打ち出し、高級な内外装が大きな特徴。とはいえ、伝統のラダーフレームを採用しておりオフロード性能も一級品。300系のラダーフレームは今回刷新され、高剛性、衝突安全性、静粛性を大幅に向上。サスペンションも新開発となり、乗り心地と操縦安定性を向上させた。

 パワートレインは3.5L ガソリンターボ、3.3Lディーゼルターボを設定。いずれも10速ATが組み合わされている。ボディサイズ(グレード:ZX)は、全長4985mm、全幅1980mm、全高1925mmと、250系と同程度。しかし、温熱シートやシートベンチレーションを備えた前後シート、指紋認証スタートスイッチ、ナノイーX空調システムなど、より快適でくつろげる室内空間を実現するのが特徴である。新車価格帯は510万円~800万円と、250系よりもわずかに高価格帯。近い予算で300系と250系を選ぶことが可能となった。

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まとめ

 各メーカーは数多くのSUVをリリースしているが、ラダーフレームを採用した本格オフローダーとなると、その数は限られてくる。ランドクルーザー250はそんな数少ないモデルのひとつで、近い価格帯やサイズで競合するライバルはそれほど多くない。長い歴史を誇るランクルシリーズの最新モデルゆえ、他車と比較なしで指名買いをする人も少なくないだろう。高級志向が強かった従来型(プラド)から実用志向へ原点回帰したこともあり、ランドクルーザー250は長く愛されるモデルになるはずだ。

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