いよいよランクル250の販売がスタート!どんなモデルがライバルになる?

【ライバルモデル 2】ジープ ラングラーアンリミテッド

 世界トップクラスのオフロードカーブランドといえばジープ。そのなかでもラングラーシリーズは、屈指の悪路走破性能を誇る人気モデルだ。1987年に登場し、現行型は2018年に登場した4代目(JL型)。3ドアのラングラーと5ドアのラングラーアンリミテッドが設定されているが、ランドクルーザー250のライバルになりうるのは後者。全長4870mm、全幅1895mm、全高1855mmのボディサイズは、ランドクルーザー250と比べてひとまわり小型。しかし、初代から連綿と続く直線的で力強いエクステリアは、ランドクルーザー250と近い方向性のデザインだ。パワートレインは2.0Lガソリンターボ、3.6Lガソリン(いずれも8速AT)を搭載し、こちらにはディーゼルエンジンの設定はない。もちろん全車4WDとなり、マニュアルで切り替えるパートタイム4WDに加え、路面状況に応じて前後の駆動力を分配するセレクトラックフルタイム4×4システムを採用。

 車内の快適性も従来モデルと比べて格段に向上しており、オンロードでのロングドライブも苦にならず走ることができる。オートエアコンはデュアルゾーン温度調節式で、運転席、助手席を別々に温度調整できるのも魅力。簡単に脱着できるフリーダムトップにより、オープンエアドライブが楽しめるのは、ランドクルーザー250では味わえない長所といえそうだ。新車価格帯は870万円~1030万円と、ランドクルーザー250よりもやや高め。

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【ライバルモデル 3】レクサス NX

 同価格帯のプレミアムSUVならばレクサスNXもライバルになりうる。レクサスNXは2014年に登場したミドルクラスSUVで、2021年に現行型へとモデルチェンジをしている。全長4660mm、全幅1865mm、全高1660mmのボディサイズは、ランドクルーザー250と比べてひとまわり以上コンパクト。また、オフロード志向が強いランドクルーザー250に比べ、こちらはオンロードでの使用がメインとなる。パワートレインは2.4Lガソリンターボ、2.5Lガソリン、2.5Lハイブリッド、さらに2.5Lのプラグインハイブリッドと多彩に選べるのが特徴だ。駆動方式はFFが主軸となるが、2.4Lターボには高い接地感とリニアなステアリングフィールを実現した新開発電子制御フルタイムAWDを採用したのがトピックである。

 車内は、新プラットフォームの導入で従来よりも快適性を大幅にアップ。また、大型タッチディスプレイを採用したことで、多くの機能をディスプレイ内のソフトスイッチに集約している。安全面では、交差点衝突回避支援(出合頭車両)をレクサスとして初めて採用。またフロントクロストラフィックアラートをはじめとする機能を含んだレクサスセーフティシステム+を導入し、安全性の高さも魅力のひとつとなっている。新車価格帯は485万円~772万5000円と、ランドクルーザー250とほぼ同じゾーン。オフロード性能重視ならランドクルーザー250、オンロードの快適性を重視するならレクサスNXに注目したい。