足元の“アレ”、スカッフプレートって何のため?
車の乗り降りのたびに目にする「スカッフプレート」というパーツをご存知でしょうか?スカッフプレートとは、車のドアを開けたときの下部にあるプレートのようなパーツのことです。
「サイドシルプレート」や「エントランスモール」などとも呼ばれます。素材も金属製やプラスチック製のものなど種類も多種多様です。
スカッフプレートの役割や必要性などについて、自動車業界に身を置く複数の関係者らに話を聞いてみました。
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国産車整備士「光るタイプは取付けが複雑でおすすめできない」
国産自動車メーカーで自動車整備士として働く知人は、スカッフプレートの役割を次のように話します。
「スカッフプレートは、車体に傷を付けないために取り付けるアイテムです。車の乗降時には、靴の底部が車体にこすれることがあるので、車体を保護するという点で、スカッフプレートはあった方がいいと思います。
ただし個人的には、ドアの開閉と同時に光るタイプのスカッフプレートは不要だと感じています。
新車購入時に初めから取り付けられていれば別ですが、あとから取り付けるとなると、電源を取るために配線ケーブルを接続しなければいけません。社外品だと接触不良などですぐに点灯しなくなってしまうこともあります。
わずかですが、電力消費もあがってしまうため、あまりおすすめはできません。
車体の傷防止が目的であれば、光らずに配線も不要で貼り付けるだけのスカッフプレートがいいと思います。それでも、傷が目立ってくれば、近いうちに交換が必要になるので、高価で手間のかかるスカッフプレートは不要だと思います。」
同知人は、「スカッフプレートは消耗品ですか?」の問いは、大きくうなずいていました。