パープルホロシールのフラッシングがベイトに口を使わせるキモ

ただ、その「食わせる」という部分が今回もっともこだわったテーマのようだ。中川さんが続ける。
「サビキにはパープルフィルムを使い、加えてハリの胴打ち部分にはバープルのホロフラッシュシートを貼り付けることで、キラキラ輝くだけでなくケイムラっぽい妖しい光を放つ仕様になっています。これが決め手となって、目の前を素早くフォールしていくサビキに対してもベイトは瞬間的に口を使ってくれるんだと思います」。

また、読者のみなさんも同じ疑問を持った方々がいると思うが…、どうしてハリは下を向いているのかを中川さんに尋ねたところ「下を向いていた方がフォール時にベイトがサビキを食いにきたとき、口だけでなく魚体のどこかにハリが刺さりやすいからです。通常のサビキのようにハリが上を向いているなら、一定のレンジで誘い続ける場合に上アゴやカンヌキに掛かりやすいでしょう。でも、フォールで誘う場合はカスッたりスッポ抜けやすくなったりで、逆効果です」とのこと。なるほど、スッキリしました!


パープルフィルムが水中で妖しく、なまめかしく発色すると同時に、胴打ち部に貼り付けられたパープルホロシールがフラッシングを起こし、ベイトの食欲を刺激。素早いフォール中でもガンガン食ってくる

イラストのように、ハリが下を向いている状態で使うのが正解。この方がフォール中だとベイトの下アゴはもちろん、身体のどこかにも掛かりやすいのだ

それともうひとつ…気になるのはハリスの太さ。基本的に幹糸とハリスの太さは一緒で、細いものは8号から、太いもので18号までという6段階がある(8・10・12・14・16・18号)。大物を釣るということを考えれば適切な太さだとは思うが、ベイトに食わせるということに関して言えば「太すぎる」気がする…。このハリスの太さ、ベイトの食いに影響はないのだろうか?
「少なくとも私が実釣テストで試した限りでは、何も問題はありませんでした。5cmくらいのイワシでもガッツリとサビキに食らい付いてきましたね。ベイトにとってはハリスの存在感が気にならないくらい、パープルホロシールのフラッシング効果が高いのだと自負しています。だからこそ、そのベイトの食い付きっぷりを店頭でも想像してもらえるように、商品名に『つくつく』という言葉を盛り込んでみたんです。釣り人って、こういったある種ダジャレのような言葉にも素直に反応してくれるので、作る側としてはありがたいです(笑)」と、中川さんは最後にシメてくれた。確かに、釣具ってオジサンっぽい発想の名前が多いかもしれない…。


フィッシュイーターを釣るならば、やっぱり生きエサが一番! しかも海中でエサを付けられる(食ってくる)わけだから新鮮そのもの。これだけたくさんの本命ターゲットが釣れても、何ら不思議ではない

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