かっこよくバック駐車をキメるつもりが……

苦手意識を抱く人が多いバック駐車は、ドライバーにとって「腕の見せどころ」と見なされることがあります。とりわけ人を乗せている状況では、やはり「スムーズに駐車したい」と考えてしまうものでしょう。

「バックモニターとかがない時代で、主にサイドミラーを見て駐車していたんですね。でも当時の友達が、助手席に手を回して直接後ろを確認するスタイルで駐車していて、自分もやってみようと思いました。

はじめて車でデートすることが決まって練習し、感覚を掴んだつもりだったんですが、本番では緊張して、何度も切り返してしまいました。それからすぐ普段のスタイルに戻しましたね。考えてみたら、隣がいない状態でしか練習していなかったんですよ」(50代男性)

今ではあまり見られなくなった「腕回しバック駐車」
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かつては「異性にキュンとする瞬間」といったアンケートで上位にランクインすることも多かった「腕回しバック駐車」ですが、近年ではバックモニターを標準採用する車種が一般的になり、あまり見る機会もなくなりました。

慣れない方法での駐車は危険につながることもありますので、使える技術は活かしつつ、死角の少ない形でスマートに駐車したいところです。

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あるある!「発券機」にまつわる失敗も

車で施設を訪れる際、駐車場入り口に発券機が設置されていると、意外に気を遣うものです。ギリギリまで寄せないと券に手が届かず、苦労した経験がある人も多いと思われます。

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「はじめて買った車がフェアレディZで、車高が低かったので発券機に手が届きにくいんですよね。車で最初に行ったデパートの駐車場で、機械になるべく寄せて停めたんですけど手が届かなかったんです。

ドアを開けるスペースがなかったので、一回下がろうと思ったんですけど、後ろに車が来ていて焦り、無理矢理そのまま降りようとしたんですよ。そしたらやっぱり、微妙にドアが機械に当たってしまいました。

ほんとにコツンと当たっただけなんですけど、車側に小さく凹みができてしまって、ショックでしばらく引きずりました」(40代男性)

車のドアは思っているよりも重たく、開けた際のわずかな接触でもダメージにつながるおそれがあります。券売機のところで降りることを「カッコ悪い」と考えてしまう人もいますが、車種と券売機の設置状況によっては「あらかじめ降りる前提」で動くのも手かもしれません。

やはり駐車場での失敗においては、「平常心」を失っているケースが多く見受けられます。「迷惑をかけない」という意識も大切ですが、それ以上に周囲の安全確認を徹底したいところです。

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