インタークーラーとは?

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圧縮された空気を冷却する部品

インタークーラーは過給器が搭載された車両に装着される部品の1つです。コンプレッサータービンによって圧縮された空気はインタークーラーを経由する際に冷却され、その後スロットルバルブやインテークマニホールドを経て燃焼室へ送られます。

コンプレッサーとスロットルバルブの間にある

インタークーラーはコンプレッサーとスロットルバルブ(燃焼室へ送る空気の量を決める部品の1つ)の間に設置されています。圧縮されて高温となった空気を冷却してから燃焼室へ送り込むためです。これによりエンジンと過給器による出力をフルに発揮することができます。

また、空気が高温のまま燃焼室へ送られるとノッキングの原因にもなりかねず、エンジンが破損しかねません。インタークーラーはそれを防ぐ役割も果たしていることになります。

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インタークーラーが装着される車両

インタークーラーが装着されるのはエンジンが搭載されている車両で、なおかつ過給器が搭載されているものです。つまり、NA(自然吸気)エンジン車にインタークーラーは搭載されず、ターボ車やスーパーチャージャー搭載車両には搭載されていることになります。