自転車イエローカードとは?

自転車指導警告カード
自転車指導警告カード
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正式名称は「自転車指導警告カード」

自転車指導警告カードとは、自転車の運転中に取締り対象となる「危険行為」を犯してしまうと警察官から渡される「警告票」のことです。カードの表面には該当する危険行為、裏面には交通ルールが記載されています。

警告票の名称は「自転車指導警告カード」や「自転車レッドカード」、「自転車イエローカード」など地域ごとに多少の違いがあります。紙の色も「赤色」や「黄色」の場合がありますが、これらは全て同じ「自転車指導警告カード」です。

自転車指導警告カードは「道路交通法改正」に新たに追加された「自転車運転者講習制度」により、取締りの一環として導入されました。この制度の対象年齢は14歳以上となっています。

自転車における違反は「青切符」を切られない

自動車・オートバイによる軽微な交通違反には青切符が切られ、反則金を納付することで刑事罰を受けることはありません。

しかし自転車の場合「青切符」は無く、代わりに自転車指導警告カードによって注意されます。ただし場合によっては即「罰金・前科」となり刑事罰という厳しい処分に至ることがあります。

自転車も法律上は「軽車両」なので、自動車と同様に交通ルールを遵守するよう心掛けましょう。

イエローカードによる前科や罰金はなし

あくまで自転車指導警告カード(通称:自転車イエローカード)は違反者に対して警告を促すためのもので、前科や罰金は発生しません。

この警告票によって出頭を促されたり、会社や学校に連絡がいくこともありません。しかし、警察官によってはその自転車が盗難車かどうかを照合するケース等はあるようです。

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自転車でも違反者講習が必要になるケースも

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2015年(平成27年)6月1日に実施された「道路交通法」の改正によって、自転車の運転中に危険行為をしたとみなされた違反者には講習を受けさせることができる「自転車運転者講習制度」が新たに追加されました。

取締り自体も従来より強化されたので、以前は違反と見なされなかったことも危険行為に含まれる可能性があるので確認が必要です。

自転車運転者講習制度は対象の違反者に講習が義務付けられ、講習を受けなかった場合には5万円以下の罰金が科せられることになっています。

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