なぜスピードメーターの表示が180キロになったのか?

スピードメーターの上限に関して、ディーラースタッフ数名に聞いてみると、以下のように話してくれました。

「スピードを抑制するための速度リミッター設定に合わせた」

「大人数を乗せたり重い荷物を乗せている際に馬力が必要だから180キロに設定された」

速度リミッターの設定に合わせたという説や、制限速度内であってもパワーが必要なときは100キロ以上までメーターが必要になる説などを聞くことができましたが、「どうして100キロではなく180キロなのか?」の理由は定かではないようです。

しかし、200キロまで表示があった車がモデルチェンジで急に最高速度100キロになってしまったら、ユーザーが「新型なのに性能が落ちた?」とネガティブに捉えてしまうかもしれませんから、そこはメーカーも調整を図ったのでしょう。

また、最高速度制限の異なる海外へ車を輸出するにあたって、「日本の高速道路の速度制限に合わせたメーターだと対応できず、輸出用にメーターを取り替える必要が出てきてしまうから」という現実的な問題もあったと思われます。

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技術の進化とスピードメーター表示

(c)Takahiro/stock.adobe.com

しかし現在では、マツダの現行型ロードスターは200キロまで表示されていたり、日産が誇るスーパースポーツカーであるGT-RやレクサスのRC Fといったモデルは340キロまで表示されていたりと一部例外も見受けられます。

時代が流れると共に車も高性能化し、安全性も向上しています。さらには、前述したように高速道路の一部区間では制限速度も引き上げられています。

これにより「スピードメーター180キロの自主規制は時代遅れ」というのが昨今の風潮のようです。

確かに、車の性能はほぼ同等なのに、スピードメーター上限が海外のライバルたちに比べて低いというのは、海外ユーザーに対するブランドイメージとして少しもったいない印象を受けますね。

性能はもちろん安全性も高まった今の自動車。スピードの出しすぎは危険なため、「安全が確保された上で」という条件は付きますが、将来的にはスピードメーターが180キロ以上の表示となるのが当たり前になるのかもしれません。

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