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LiSA、11回目の日本武道館で迎えたデビュー13周年記念日!『LiVE is Smile Always〜i SCREAM〜』DAY2をレポート

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すると、ロリポップ風の衣装に、髪型はお団子2つのガーリーなLiSAが登場し、「みんな、踊るよ~!」。そこからチップチューンっぽいイントロの「エレクトリリカル」では左右に指全体をつつくような振りをしながら「ツンツン!」。「WiLD CANDY」「スパイシーワールド」と元気な4曲をメドレーでお届け。ここまでのカッコいいLiSA、セクシーなLiSAとは見た目も歌声もパフォーマンスも対照的にかわいく。お客さんも楽しそうに振りコピ。

「Go!Go!Go For it! Go Fight Win! Go! Let’sGo!」とチアガールの掛け声のようなフレーズが聞こえると会場も声を合わせる。「Rally Go Round」では、女性ダンサーもポンポンを持って踊る。Dメロの「楽しんだもの勝ちのゲームなんだ」を「楽しんだもの勝ちの2024年4月20日、武道館!」と歌詞変えも。ダンサーとラインダンスを見せるなど終始ノリノリのLiSA。「I’m a Rockstar」は軽やかなロックにのせてLiSAが歌手を志して進んでいく過程と想いを歌う。最後に「ただいま! 武道館」と叫んだ。

ジャズサウンドのインストが流れると、明るく、きれいになり、輝きを取り戻し開店した店の様子が映し出されると共にバンドとダンサーの紹介も。冒頭に少女(LiSAいわく「ミニLiSA」)が歌った「LiTTLE DEViL PARADE」のイントロと共に再び現れた少女とLiSA。LiSAが「アイ、自分自身、アイ、LOVE、アイ、悲しいとか全部全部叫んで、アイスクリームにして食べる準備はいいですか?」。曲名の頭文字からとった「LDP」コールを会場と何度も連呼し、どんどんBPMが激しくなっていくサウンドにのせて自分らしく生きる素晴らしさを歌った。笑顔のLiSAは各バンドメンバーのところに行って、1人ずつとたわむれる姿は素のままのLiSA。会場のレスポンスに「最高!」と言うと、「このまま行くよ」と「―斉ノ喝采」へ。2022年のサッカーワールドカップ中継のテーマソングになった曲で、大会を盛り上げたり、試合の激しさを描きながらも、この曲を作った2022年ではまだライブで声出しができなかったため、いつかライブでお客さんと一緒に喜び合い、声を出し合う日が来ることを願って作ったと語っていた。そしてその日がやってきた。LiSAは「Let’s get it.shout!!」と歌い、お客さんの手拍子やシンガロングが武道館中に響き渡る。熱狂再び。

MCゾーンに入り、「今日はみんなにたくさんたくさんスクリームしてもらおうと思って、いろいろねりねりしました。超大作でしょ? 本日、13周年を迎えました。でも13って中途半端じゃない?」と言うと、会場から「そんなことないよ!」の声。「もちろん、みんなとのデートは毎日が記念日ですけど。いろいろなことがあって、叫べるようになった武道館でリベンジしたいなと思いました。前回の武道館(2022年4月19、20日「LiVE is Smile Always〜Eve&Birth〜」)では叫べなくて、みんなの声が聞こえなくて、すごく悔しかったじゃないですか。私の曲はみんなの声が一緒になって、やっと完成する曲ばかりなんです。それはみんなと一緒にライブで作ってきた曲ばかりだから。みんなと積み上げてきた歴史があって曲が完成しているものばかりだから。そんな悔しい気持ちやお祝いの気持ちとかいろいろなものを詰め込んで、叫んでもらうために『i SCREAM』というライブをご用意しました」。そしてステージの横から後方近くまでの客席の人を「店員さん」、それ以外の客席の人は「大行列さん」と呼んでいることを明かし、「今日は1万人が入れるアイスクリーム屋さんです。声出す準備はいい? 行けるか! 武道館! 最後まで叫んでいって」と「REALiZE」に。「見極めろ 自覚しろ」と激しく自分を奮い立たせる曲で、ラップパートもカッコよくキメた。続いて「オイ!オイ!オイ!」や「Woo~YEAH!」と何度もコール&レスポンスを繰り返してから「一緒に行こうか。『Psychedelic Drive』。情熱的な愛を歌い、2Aの彼氏を狙っている女性に対して「キライ」を連呼するフレーズは、言うたびに客席を指差し、差されたお客さんは大喜び。Dメロでは上段に立ち、赤い扇子を振り回し、ラスサビに入ると「バン!」と爆音の火薬の特効。

「まだまだ叫びたいですか? 叫びの歌、新曲やります」と、5月22日発売の『魔法科高校の劣等生』第3シーズンオープニング主題歌の「Shouted Serenade」。疾走感あふれるパワフルなナンバー。まだ発売前だというのに、お客さんの合いの手やコールが完璧でビックリ。歌い終わるとそのまま「歌って~!と絶叫し、バンドの演奏が止まる中で「オオオオオオ」と1万人のシンガロングが響く。そのうち、バスドラもゆっくりとリズムを刻んでから一転してスピードナンバーの「ADAMAS」。曲中にLiSAも太鼓の前に立ち、髪を振り乱しながら打ち鳴らす。サビフレーズの「Shiny sword my diamond」に合わせるように、スクリーンには真っ赤に輝くダイヤモンドの映像。

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そして本編ラストはハイタッチを意味する「Hi FiVE!」。手のひらをかざしたり、左右に振ったりアクションしながら歌う。間奏に入ると「初めてこのステージに立ったあの日、悔しくて悔しくて泣いたあの日、それから倍返しにして武道館を仲間にしたあの日、それからたくさんのお祝いの日をこの日本武道館で過ごしてきました。いつだって、みんなと過ごす最高な日、最高な未来を思い描きながら13年、このステージに立ってきました。今日は13周年のお祝いです。ありがとう」と感謝の言葉を述べた。そして「まだまだ走り続けるからついてきて!」の声に、会場中が賛同の「オオ~!」の声と手が挙がった。アウトロになり、「この声が続くまで、この気持ちが続くまで、最後の最後まで沢山遊び続けよう。今日はありがとうございました!」。そして会場と一緒に「ピース!」。

アンコールの声と手拍子に応えて、一人でステージに現れたLiSAはピアノのイスに座って、「HELLO WORLD」を弾き語り。青いピンスポットが当たる中で、歌う姿は神秘的。2コーラス目からはバンドの演奏も加わる。スクリーンには歌詞が映し出される。歌い終わるとすがすがしい笑顔で、会場中の大きな拍手を体で受け止めた。

「初めて武道館に立ったあの日(2014年1月3日『LiVE is Smile Always〜今日もいい日だっ〜』)、またここに立っている景色は思い描けていませんでした。今日は11回目の日本武道館です。13年前、デビューした4月20日、この日本武道館で11回もみんなとデートできる未来は思い描けてはいませんでした。私は今、最高の未来に立っています。今日は本当にどうもありがとうございます。でもまだまだ叫びたいこと、歌いたいこと、叶えたい夢がたくさんある、LiSAという歌手人生をとても幸せに思います。まだまだついてきてくれるひとまず今日は『ルート13』のアイスクリーム屋さん、最高でした!」。そしてバンドメンバーとダンサー、ミニLiSA役の少女も再び呼び寄せて、客席を背に記念撮影。シャッターの合図はダンサーのyUkAの「LiSAさん、13周年~」の声に、全員で「おめでとう」。

記念撮影が終わると、名残惜しそうに横にいたバンドメンバーに「これ、2日間のライブじゃなくない? ツアーでやりたかったですよね。今日のセットリスト、しんどいです。パンパンです」。そしてお客さんへ「でもライブが最高過ぎたから、今年これだけじゃね。まだ遊びたい?」と問いかけ、2024年アリーナツアーの発表をすると場内大歓声!「だって、アイスクリーム食べたら飲みたくない?」ということでタイトルは『LiSA LiVE Smile Always〜COCKTAiL PARTY〜 [SWEET&SOUR]』に。9月14日の大阪城ホールから始まるツアーは各会場2DAYあり、1日目は[SWEET]、2日目は[SOUR]と内容が変わるかも? 「期待しかしないでね!」。

「まだまだ叫びたいか? 武道館~!」と声を上げて、パンキッシュな「halo-halo」。「我愛 CINTA LOVE AMOR」という各国の愛の言葉や「OLA HELLO 你好」というあいさつを、速いリズムでみんなと歌うパーティチューン。ステージを移動しながら歌い、上段に上がると、ダンサーがLiSAの頭上に細かく刻まれた銀紙を振りまき、キラキラ輝くLiSA。そして武道館2DAYSを締めくくるのは「Rising Hope」。自身が作詞した曲で想い入れ深い曲。最高の盛り上がりで、「武道館、最高!」。アウトロで、バスドラが13回リズムを刻んで改めて「13周年迎えました! ありがとう!」。

メンバーを見送って、「楽しかったですか? 思い切り叫ぶって最高じゃない? これからもいろいろな想いをたくさんたくさん、みんなと叫ぶ歌にします。また一緒に遊ぼうね」。そして最後は恒例の「今日もいい日だっ! ばいちー!」と叫んで、会場中に笑顔とキスの雨を降らせながら去っていった。

今回のライブは、ミュージカルのようなストーリーを感じさせる凝った構成と演出、チームLiSAもすっかり円熟・完成していて、ここまで全国を回っていたかのようなステージ。
LiSA自身が言っていたように、2日間ではもったいないと思ったが、次のアリーナツアーにどう繋がるのか、はたまた繋がっていないのか、楽しみ。

思い起こせば13年前、ソロデビューミニアルバム『Letters to U』を控えたLiSAにインタビューした時、元気で人懐っこい笑顔が印象的な女の子だった。それからここまでの間に、応援するファン、LiSAッ子の輪は日本を飛び越し、世界中に広がった。今会っても彼女は変わらない。だた状況や環境が変わっただけで、音楽と歌うことが好きで、いたずらっぽい笑顔も。「HELLO WORLD」で「やりたくないことしてる暇はない」と歌っているように、やりたいことが尽きない。永久燃料を積んだバスに、たくさんのLiSAッ子たちを乗せて、「楽しい」を探して走り続けるのだろう。

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SET LIST(4/20公演)

00.LiTTLE DEViL PARADE
01.LOSER
02.ROCK-mode
03.ANTIHERO
04.confidence driver
05.リスキー
06.覚醒屋
07.L.Miranic
08.PROPAGANDA
09.愛錠
10.ノンノン/エレクトリリカル/WiLD CANDY/スパイシーワールド
11.Rally Go Round
12.I’m a Rockstar
13.LiTTLE DEViL PARADE
14.一斉ノ喝采
15.REALiZE
16.Psychedelic Drive
17.Shouted Serenade
18.ADAMAS
19.Hi FiVE!

ENCORE
01.HELLO WORLD
02.halo-halo
03.Rising Hope

「LiVE is Smile Always~i SCREAM~」Day2のプレイリストを各ストリーミングサービスにて配信中!
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  • 2

2024年4月25日

提供元: DI:GA ONLINE

 
   

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