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LiSA、11回目の日本武道館で迎えたデビュー13周年記念日!『LiVE is Smile Always〜i SCREAM〜』DAY2をレポート

DI:GA ONLINE

LiSA LiVE is Smile Always~i SCREAM~
2024年4月20日(日)日本武道館

LiSAがミニアルバム「Letters to U」でソロデビューしたのが2011年4月20日。そしてデビュー13周年を記念したライブ『LiVE is Smile Always〜i SCREAM〜』が4月19日、20日に日本武道館で行われた。MC中に「13周年というのは中途半端に思うかもしれないけど」と前置きしながらも、たくさんの想いや後悔へのリベンジと、エンターテインメントが詰まったステージだった。

 「i SCREAM」のタイトル通り、ステージにはLiSAらしい、「怖カワ」な文字で「i SCREAM」と書かれたピンクとスカイブルーのネオンサイン風の看板と古きアメリカのダイナーのような内装が施されたセット。開演すると、スクリーンには、英語の字幕の後、3DCGアニメで描かれた道路を走る一台の車。「No Screamの世界へようこそ」と書かれた標識や「No Scream」という文字が至る所に張り巡らされている。そして車はある場所に停まる。そこは「i SCREAM」というアイスクリームショップで、店内はすっかり寂れていた。

映像が終わると、ステージ正面には小さな子供が。かわいい声で「LiTTLE DEViL PARADE」を歌い始めると、ペンライトのピンク一色に染まった客席が歓声から一転ざわつき始めた。すると、ステージの上段にLiSAが登場。ボロボロの衣装を身にまといながら歌うのは敗者を意味する「LOSER」。彼女の周りには、黒装束の悪魔がまとわりつくように漂っている。ハードなロックナンバーで、「LOSER」を連呼する楽曲はパワフルながらもOPチューンっぽくなく、ダンサーなどの演出もネガティブな空気感さえ感じ、アウトロのバンドの演奏もおどろおどろしく。上段から降りてきたLiSAは装束を脱ぎ捨て、「武道館~!」と叫ぶと、アッパーの「ROCK-mode」のイントロのギターリフと共に客席から「Let’s go!」と「オイ! オイ!」の掛け声、そして手拍子。エネルギッシュなLiSAらしいパフォーマンスで武道館の沸点は一気に上昇。ラストフレーズの「さあ。次は何の曲?」で左腕を伸ばしてキメ!

最初にMCゾーンになると、「武道館2日目、ヤバいね。今日は大切な、大切な記念日です。叫び倒す準備はできていますか? ここは13周年にたどり着いたアイスクリーム屋さんです。愛と思いやりを大切にここにいるみんなで、最高に楽しんでいきましょう!」と叫んで、みんな一緒に指と声で「ピース!」。ここでタイトルが「アイスクリーム」と「I scream(私は叫ぶ)」が掛かっていることがわかった。

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スピード感のある「ANTIHERO」を軽やかに歌いながらサビメロの「へろーへろーへろー」を合唱し、次の曲では左右の客席を指差して「アイスクリーム屋までドライブはいかがですか?」と「confidence driver」へ。「ワガママ通り 曲がりたいんです」や「マッハで駆け抜けろ」の歌詞のように気持ちよさそうに歌う。ドラムとキーボード以外のリズム隊メンバーもステージ前方に出てきて、客席と一緒に「オイオイ!」とコブシを振り上げる。間奏で「みなさんはどこに来たんですか? i SCREAMしに来たんじゃないの? もっと声聞かしてよ! OK?」とあおる。そして金属バットのようなアイテムを振り回したり、水平に何度もスイングしたり。何度も客席をあおった後は「素晴らしい!」とニヤリ。

スクリーンにLiSAがアイスデザートを何度も作っては食べる映像が流れた後にはギターを手にしたLiSAが現れ、「リスキー」を歌う。最初はミディアム調に優しく歌っていたが、途中から激しく歌声も演奏も。歌詞は甘えん坊でかわいい女子のラブソングなのに。そこがまたLiSAらしい。

次の「覚醒屋」では、スクリーンに「KAKUSEIYA」のネオンサインがいくつも映し出されて、お立ち台にのるLiSA。サビの「one,two,three」の後の「jump」ではお客さんが一斉にジャンプ、「みんなで歌いましょ」の歌詞に続いて、武道館中に「たらったらったらったったー」を響かせた。間奏に入ると、「オイ!オイ!オイ!」と叫び続けるLiSAッ子たちに、「もっとちょうだい!」と大きな声でおねだり。ラストは左手を水平に伸ばして、「はいそれでは またどうそ」。続く激しいロックチューン「L.Miranic」でも「Help me, help me」や「error?」など合唱パートが。ラストの「本当の犯人はit’s you」と歌い、カメラ正面を指差した。

ここで「NO SCREAM」と侵入禁止の標識の中が唇になっているものがスクリーンに映し出され、サイレンが流れる中、警察官に扮したダンサーが「find out by yourself」と何度も繰り返すと客席も呼応。そして拡声器を持ったLiSAがステージ上段に登場。「PROPAGANDA」はほとんど英詞かつ観客が声を合わせるパートが多く、間奏でサイレンが鳴ったりと不思議な光景。

ギターの甘い音色に合わせて、黒いタイトな衣装のLiSAが階段で降りてくると、客席から歓声が。そしてラブバラードの「愛錠」のイントロが流れると、ピアノの上に横たわったり、セクシーに動きながら「愛してしまえば地獄」とせつなくも情熱的に歌うと、上段では同じ衣装を着たダンサーが舞う。ステージには3脚のイスが運ばれ、ダンサー2人とイスを使ったパフォーマンスはまるでマドンナみたい。

LiSAが去ると、サイレンの音と共にステージ上段にモップを手にした店内清掃人が2人。スクリーンには「No Scream」と書かれた警告標識。魔法のほうきにまたがるようにおどけたり、ギターを弾くマネをしたりおどけていると、突然後方の標識に向かって、モップでペンキをかけたり、遂には標識を割り始めた。壊し終わると2人はハイタッチ。その足で今度は下の店内セットにあったジュークボックスも元へ。沈黙していたジュークボックスを再び起動させ、軽快な音楽が流れると「ノンノン」のイントロからダンスメドレーに突入。

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