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乾電池の備え方…災害時に何本あればOK?

防災ニッポン

(2)アイテムごとに乾電池の使用数と動作時間を調べ、1週間使うために必要な乾電池の数を算出
こちらは単4電池3本で動くおもちゃの説明書です。説明書にはこのように「新品のアルカリ乾電池使用で〇時間使用できます」といった記載があることがあります。これを調べて、各機器を1週間で何時間くらい使うかを考えます。

例えば私の持っているランタンは、単3電池3本で連続15時間の点灯が可能。1日あたり6時間使うとすると、7日間で3回電池を交換するため、単3電池が9本必要です。

この要領で必要な乾電池の数を考えていきます。もし作動時間の表記がない場合は、これまで使ってきた感覚で数を出してもOKです。余裕をもって多めに数えておくと安心です。

私は表計算ソフトを使ってリストアップしました。
アイテム名・乾電池の種類・必要数を書き出しています。

(3)電池のタイプごとの必要数を合計する
最後に電池の種類ごとにいくつ必要か合計します。
すると、わが家の場合の必要数は以下になりました。
・単1電池6本
・単3電池18本
・単4電池39本
・コイン型電池1個

おすすめの備蓄方法

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どんな電池をどう備えたらよいか、おすすめの方法を紹介します。

備えるならアルカリ電池

よく店頭で見かける乾電池には、マンガン電池とアルカリ電池があります。マンガン電池はリモコンや時計など小さい電流で動く機器に使うのに向いています。対してアルカリ電池は、小さい電流から大きい電流までさまざまな機器に使えます。マンガン電池よりパワーが強く、長持ちするのが特徴です。

マンガン電池はアルカリ電池より安い価格で売られていることも多いですが、上記のような特徴から、非常時に向けてはアルカリ電池の備えをおすすめします。

また、マンガン電池とアルカリ電池を混ぜて使うと液が漏れるなどの危険があるので、アルカリ電池で揃えておくと安心かもしれません。

ローリングストックで備えよう

「防災用電池」という商品も販売されていますが、必ずしもそういった商品を購入する必要はありません。一般的なアルカリ電池をローリングストックで備えるのがおすすめです。

乾電池は普段から使うものですし、一般的な電池でも10年程度の長期間保存ができる製品もたくさんあるので、日常的に使いながら補充していくのが良いでしょう。先ほど調べた必要な数は常に在庫があるようにしておきましょう。

非常時に役立つ!電池で動く便利グッズ

パナソニック LEDライト搭載 乾電池式モバイルバッテリー BH-BZ40K

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近頃はスマートフォンを代表に、充電池内蔵で乾電池を使用しない製品も多いですが、スマホは災害時に重要なアイテムなので、停電したから使えないというのは困ります。そんなときに乾電池式のモバイルバッテリーがおすすめです。こちらの製品はLEDライトとしても使えるので災害時に便利ですね。

パナソニック電池がどれでもライト ホワイト BF-BM20P-W

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こちらは単1~単4のどの乾電池でも1本あれば点灯できるLEDライトです。置けばランタンに、手に持てば懐中電灯にもなります。乾電池の残量チェック機能もついています。

いつ起こるかわからない停電! 電池の備えは必須です

わが家では、モバイルバッテリーが充電できるソーラーパネルを用意して、乾電池以外で動く機器にも対応しようとしています。また、ランタンはソーラー充電できるものも用意しています。いつも使っているモバイルバッテリーを常に充電しておく習慣をつけたり、ポータブル電源を用意するなど、乾電池の備え以外にもできる対策があります。

それでもやはり、停電になった際には、乾電池の備えはとても心強い存在です。地震や台風などでいつ停電になるかわからないため、普段から切らさず備えておくのが重要です。

必要な乾電池の量を洗い出したら、それを目安にローリングストックで備えておくようにしましょう。

<執筆者プロフィル>
シマサキアヤ
フリーランスライター

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