また、昨季はメジャーで初めて打率3割に到達しました。打者にとって、 “3割打つ” ことは相当な自信になるんです。今季は、なんの不安もなくシーズンに臨めるでしょう。3割、50本塁打、100打点はいくと思いますね。いい打者が多いので、歩かされるケースも減ると思いますから。
エースの期待がかかる山本は、まずは1年間ローテーションを守ることが大事です。中4日の登板については、チームも対策を考えているはずです。ドジャースにはかつて野茂英雄、石井一久、黒田博樹、そして前田健太ら、日本人投手が多く在籍していましたが、彼らも中4日は初めての経験でした。
だからこそ、シーズン序盤は少し間隔を空けて登板させた。チームには、そうした日本人投手の起用法のノウハウがある。そこは大きな強みですね。
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また、山本の身長は178cmと、メジャーの投手としては小柄です。小柄な投手はボールに角度がないといわれますが、彼には自由自在のフォークや極端に遅いカーブと、2種類の落ちる球があるので大丈夫。故障さえなければ二桁勝って、新人王争いに加わるでしょう。
新井宏昌
巧みなバットコントロールで、南海、近鉄時代に積み重ねた安打数は計2038本。複数の球団で二軍監督やコーチを歴任した