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大谷翔平と同じメソッドで目標達成!「マンダラチャート」の実践方法を詳しく解説

パラサポWEB

マンダラチャートは、中心のテーマに何を書くかによって「目標設定」と「課題解決」の2つのタイプに分けることができる。目標を記入すれば、それを達成するためのアイデアやヒントがバランスよく広がっていく。また、課題を記入すれば、それを解決するための手順、反省点、注意点などが可視化され、まとめられていく。どちらの場合にも共通する書き方のコツや使い方を紹介しよう。

■書く順番

マンダラチャートの(図1)を見て不思議に感じた人はいないだろうか? よく見るとA~Hの位置が順番に並んでいない。センターエリアの下のAからスタートし、左中断→中央上段→右中断→左下隅……といった具合に配置されている。これは、元となる仏教の曼荼羅に由来しているから。仏教の難しいことはわからなくてもまずはこの順番で書いてみると、より効果が実感できるそうだ。

■「グ・タ・イ・テ・キ・ニ」書く

書き方に決まりはないが、マンダラチャートの効果を十二分に発揮させるには、次の6つのことを意識して書くのが効果的だ。

グ:具体的に書く タ:達成可能なことを書く イ:意欲が持てることを書く テ:定量化する(日数や回数などなるべく数字にして書く) キ:期日を決める ニ:日課にするつもりで書く■すべてのマスを埋めなくてもOK

特に「B型チャート」はマスが沢山あって、書く時点で挫折してしまいそうだが、一度に無理に埋める必要はない。空欄は後日振り返りながら埋めるくらいの、気楽な気持ちで始めてみよう。

マンダラチャートの活用法

photo by Shutterstock

マンダラチャートが完成したら、次にその活用法だ。目標達成、課題解決に活かすためには、どのように使えばいいのだろうか。

■常に見えるところに置く

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せっかく書いたマンダラチャートも机の中にしまい込んでしまってはメリットが半減してしまう。家や職場の目に付きやすいところに貼ったり、手帳に挟んで持ち歩いたり。あるいは画像にしてパソコンやスマホの待ち受け画面にしてもいいだろう。とにかく、目に触れるようにすることで、マンダラチャートに書いたことを思い出し、脳に刺激をもたらすことが大切なのだ。

■書き直しOK

マンダラチャートは何回書き直しても問題ない。何度も見直すうちに「ここは、もっとこうした方がいい」「これは違う」などと、自分自身と対話することで、新しい気づきを得ることができる。

■振り返りが大事

マンダラチャートは書くだけでも、思考や状況が整理され、やるべきことが見えてくるが、より効果を実感したいならば、振り返りが大事になる。たとえば、毎週末20分ほど時間をとってもいいし、毎日寝る前に5分でもいい。マンダラチャートと向き合い、どこまで実現できたか、目標に近づけたかを、定期的に振り返ることを習慣化することが重要になってくる。

大谷選手が高校1年生の時に書いた「B型マンダラチャート」のAのブランチには「運」とあり、さらにそのリーフには、「ゴミ拾い」「道具を大切に使う」などが書かれている。これらは一見、野球の技術を伸ばし「ドラフト1位」になるには関係のないことかもしれない。
しかし、世界的スターとなった現在の大谷選手は、野球選手としての記録だけでなく、グラウンドでゴミを拾ったり、バットを丁寧に扱ったりする姿までもがニュースとなり、その人となりがファンを魅了している。マンダラチャートで目標と向き合ったことが、あらゆる面で一流となった彼の今の姿につながっているのかもしれない。マンダラチャートは、自分と向き合う中で視野を広げ、それまで思いつかないようなアイデアが湧いてくる可能性をもたらすツールでもあるのだ。

text by Kaori Hamanaka(Parasapo Lab)
写真・素材提供&取材協力:一般財団法人日本マンダラチャート協会
https://mandalachart.jp/


<参考図書>
『仕事も人生もうまくいく!【図解】9マス思考 マンダラチャート』

松村剛志著・青春出版社刊


『日本人メジャーリーガーが目標達成した!夢を叶えるマンダラチャート』
マツダミヒロ著 松村剛志監修・宝島社刊

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