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「稀血」を献血し続け約10年 命をつなぐ行為に称賛の声

おたくま経済新聞

 血液にはなじみのある「ABO血液型」や「Rh血液」のほかに、その頻度が概ね1%以下の血液型であるまれな血液(稀血)も存在しており、輸血を必要としている患者さんがまれな血液型を持っている時は、同じまれな血液型の血液が必要になります。

 頻度は少ないとはいえ、全ての生きている人に等しく生きる権利をもたらしてくれるのが、同じまれな血液を持つ人々。璃櫻さんが何らかの機会に「稀血」であることが判明した際、日本赤十字社から供血者としての登録をお願いされたのは、同じタイプのまれな血液を持ちながら病気で苦しんでいる人にとっての希望の光とも言えるからでしょう。

 「もし、自分の血液が誰かの命綱になるのなら?」そう思うと今まで腰が引けていた献血への勇気が少し湧いてきませんか?もし初めての献血で「あなたの血液はとても珍しいので登録してもらえませんか?」なんて言われたら……誰かのヒーローにもなれるのです。

 輸血を一度でも受けた人は献血ができません。また、薬によっては服薬している方が献血をしようと思った場合に、数日間以上の服薬ができなくなります。(服薬していても献血可能な薬はあります)献血で得られる血液は命と同じくらい貴重で尊いもの。今まで少し勇気が出なかった、という人は一度でもいいので献血に行ってみませんか?

※訂正:薬によっては服薬を一時中止しなくても献血できる場合があります。初出時この点、詳しい説明が欠けておりましたこと深くお詫びいたします。また、初出にあった「持病がない、薬も継続して飲んでいない人の血液は命と同じくらい貴重で尊い」という表現は、持病のある方や継続して服薬されている方を否定する意図はありませんでしたが、読者からの指摘をうけ再考いたしました結果、誤解をまねく表現であったと判断いたしました。よってこの点削除を行っております。あわせて深くお詫び申し上げます。

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<記事化協力>
璃櫻(りお)さん(@keirio0213)

<参考>
血液疾患の疾患一覧の疾患一覧 – 小児慢性特定疾病情報センター
血液型について | 一般社団法人 日本輸血・細胞治療学会

(梓川みいな・正看護師)

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