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back number、初の5大ドームツアー完走!「俺たちがすごいわけじゃない、あなたが育ててくれた曲たちが素敵だったということ」

DI:GA ONLINE

「俺たちは、そんなにたいしたものじゃないです。今も不安でいっぱいだけど、もし一緒に歌えたら、あとで思い出して、もうちょっと強くなれるんで。そしたらまた胸を張って、あなたの人生に関わるので。どうか一緒に歌ってください」(清水依与吏)

アマチュア時代の思い出を語りながら、変わらない音楽への思いと、それを受け取る人への信頼を語る依与吏の声が震えている。言葉にならない希望を歌う「ベルベットの詩」のリフレインを、数万人が合唱する。悲しみの淵を覗き込んだら前に進もう。本編最後を飾る「スーパースターになったら」の、力強いリズムが背中を押す。泣き顔が笑顔に変わる。銀色のテープを仕込んだキャノン砲がぶっ放される。サビはもちろん大合唱だ。どんなに感情が揺れ動いても最後は顔を上げる。これがback numberのライブだ。

アンコール1曲目「添い寝チャンスは突然に」は、『ユーモア』の中でも「ヒーロースーツ」と並んで理屈抜きで楽しめる陽気なロックチューン。楽しいだけであっという間に終わる。頼れるサポート、村田昭(Key)、藤田顕(Gt)、矢澤壮太(Gt)を紹介する。カメラに向かって、和也が男前なポーズを決める。こんなに最高の疲労感はないですと、寿が笑う。俺たちがすごいわけじゃない、あなたが育ててくれた曲たちが素敵だったということですと、依与吏が言う。全員がいい笑顔をしている。

およそ3時間近くに及ぶライブを力強く締めくくったのは、2ndシングル「花束」と、『ユーモア』からの「怪盗」だった。様々な変化と進化はあるが、back numberの本質はたぶん変わらない。この日も「ただいい曲を、いい歌詞を作りたいだけ」と、依与吏は何度も繰り返した。『ユーモア』は現時点での最高作だと、ライブを体感することで再確認できたのがうれしい。過去と未来、音源とライブ、バンドとファン、すべてが循環して巡り巡る。back numberは今、素晴らしいサイクルの真っ只中にいる。

SET LIST

01. アイラブユー
02. 大不正解
03. SISTER
04. 秘密のキス
05. クリスマスソング
06. ハッピーエンド
07. エメラルド
08. 青い春
09. ヒーロースーツ
10. ヒロイン
11. 手紙
12. Silent Journey in Tokyo
13. ゴールデンアワー
14. 高嶺の花子さん
15. 赤い花火
16. 黄色
17. 水平線
18. ベルベットの詩
19. スーパースターになったら

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ENCORE
01. 添い寝チャンスは突然に
02. 花束
03. 怪盗

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2023年4月24日

提供元: DI:GA ONLINE

 
   

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