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新たにドラマ化!漫画『クロサギ』あらすじほか魅力に迫る

ホンシェルジュ

ヒロイン。政和大学法学部に通う女子大生。将来、検事を志望しているしっかり者。同じ大学の友人、三島ゆかりが詐欺の被害に遭った際に黒崎と出会う。黒崎とは大家と店子の関係でもある。家庭環境に恵まれておらず、最低な父親を憎んでいる。最初は否定していたものの、徐々に黒崎に好意を寄せていく。

三島ゆかり(みしまゆかり)

氷柱と同じ政和大学に通う友人。おっとりとした性格。美容品詐欺の被害者として、氷柱とともに黒崎と出会い、被害額の15万を取り返してもらう。そこから、友人などが詐欺被害に遭う際に、黒崎に相談している。

桂木敏夫(かつらぎとしお)

表向きは御徒町にあるスナック「桂」のマスターであるが、その正体は詐欺師を裏で操る大物フィクサー。詐欺師に情報や詐欺に使う道具を提供し、詐欺のプランニングなども行う。黒崎にも情報提供をしているが、彼の父親を騙した計画を売った張本人でもある。黒崎もそのことを把握しているが、桂木からしか情報を得られないことも心得ている。

早瀬(はやせ)

桂木の部下。ボディーガードでもある。詐欺には関わっていない。桂木と黒崎の関係も把握しており、黒崎に釘をさすこともある。山下智久主演時のドラマでは、早瀬真紀子という名の女性という設定で、桂木の助手として登場した。

神志名将(かしなまさる)

政和大学法学部の卒業生。警察庁のキャリア組。上野東署の知能犯係警部補。キャリア官僚であるにも関わらず現場主義で、特に詐欺事件に固執している。特殊な過去を持っており、本人は大学卒業前まで知らなかった。黒崎には特に嫌悪感を持っており、常にマークしている。

桃山(ももやま)

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上野東署の知能犯係警部補。6年前、黒崎の父親から詐欺の被害届が出ていたが立件できなかったことを悔んでいた。黒崎がその時の息子であることに気付いていると同時に、クロサギではないかとも疑っている。

宝条兼人(ほうじょうかねと)

ひまわり銀行の管理部門次長。表の顔とは別の裏の顔を持つ人物。トップに立つという野望があり、多くの人間を踏み台に。政治家や財政界に大きなコネを持ち、彼らを利用している。

新クロサギ 完結編 (1) (ビッグコミックス)
著者[“黒丸”, “夏原 武”] 出版日

『クロサギ』に学ぶ詐欺について

『クロサギ』は、詐欺師を狙う詐欺師ことクロサギを主人公とした物語です。この物語の連載が開始されたのが2003年。今から20年近くも前のことですが、当時から詐欺の内容に変化はあるものの、その被害がなくなることはありません。

作中で取り上げている詐欺の内容も私たちの生活のすぐそばに存在する実際の詐欺ばかり。ともすれば、自分が被害者になってしまうこともあり得るわけです。

『クロサギ』には、私たちが詐欺被害に遭わないためのヒントがたくさん描かれています。本作が詐欺師の立場から描かれているというところがポイントです。

用意周到に計画された企業相手の財団融資詐欺やベンチャー企業買収詐欺、粉飾決算詐欺、一般人を狙った美容品詐欺、就職内定詐欺、不動産詐欺など、どれも共通していのは、巧みな技を使い、相手を信用させ、その隙を狙ってくるということ。

以前発売された『クロサギ』の公式ガイドブックでは、次のように詐欺への注意点も紹介されています。

1.       自らが相手に情報を渡さないように、対話に気を付ける

2.       詐欺師はデータ好きなので、データや統計が出てきたら注意する

3.       肩書に騙されず、その人自身をよく見極める

また、今回のドラマのスタートと当時に、現行法に基づく加筆修正した『クロサギ・セレクション -詐欺から学ぶ現代社会の基礎知識-』も発売されます。漫画と合わせて読了すれば、詐欺の情報に強くなること間違いありません。

『新クロサギ』第1巻
クロサギ・セレクション -詐欺から学ぶ現代社会の基礎知識-
著者[“黒丸”, “夏原 武”, “夏原 武”] 出版日

2つの『クロサギ』ドラマと映画

シリーズ最初の漫画『クロサギ』連載中の2006年、この作品を原作とするテレビドラマが制作されました。主演の黒崎役を当時、ジャニーズ事務所のアイドルグループ「NEWS」として活動していた山下智久が演じることに。本作にて、単独初主演を飾りました。

独自の取材をもとにリアルな詐欺の世界を描いた本作は、ドラマファンのみならず多くの視聴から好評を博し、2008年には劇場版も制作。ドラマ、映画とともに大ヒットを記録しています。しかも、山下智久のハマり役として、代表作となったことは言うまでもありません。

ドラマのあまりの人気を受け、映画『クロサギ』の試写会では、「試写状詐欺」が発生したほど。詐欺を扱った作品だけに、特に注目を集めた事件でした。

この当時のドラマも映画も『クロサギ』の最初の方の事件を扱っただけでしたが、その後も長く続いた『クロサギ』シリーズ。漫画では、『新クロサギ完結編』をもって、ようやく終了しました。

2022年版ドラマ『クロサギ』

2006年のテレビドラマ、2008年の映画と大ヒットを記録した『クロサギ』。山下智久の当たり役として好評を博した人気シリーズです。

当時の過熱ぶりは先に述べましたが、そんな『クロサギ』シリーズから早16年。2022年、新たな『クロサギ』がテレビドラマとなり帰ってきます。しかも、今度の黒崎を演じるのは、King&Princeの平野紫耀。現在のジャニーズ事務所のアイドルの中でも、ひと際人気の高いことでも知られています。

山下の当たり役とはまた異なる魅力の黒崎を演じてくれるのではと、今から楽しみなファンも多いはず。これまでの平野の演じた役どころとは打って変わって、黒崎はダークヒーロー。役者としてのステップアップも期待されています。

ドラマとしても、元警察官の古谷謙一が監修で参加。よりリアルを追求した作品作りとなることでしょう。また、前作の『クロサギ』よりも恋愛要素が強めになるのではと予想もされています。

というのも、プロデューサーの武田梓による「黒崎が直面する切ないラブストーリー」というコメントが注目されているからです。そういう意味でも、期待値の高い作品となっています。

成功に導く『クロサギ』の魅力

漫画『クロサギ』は単行本として全シリーズ合わせると42巻です。累計発行部数は、850万部を超える大ヒット作品。山下智久主演のテレビドラマでも、平均視聴率15.6%という好記録を残し、同ドラマ枠でも上位を占めてます。続く映画においても、興行成績17.1億を記録。これまでの漫画、ドラマ、映画いずれも大健闘をした作品となっています。

まずは、原作漫画のよりリアルな物語に惹かれたファンも多いのではないでしょうか。それを当時、人気絶頂であった山下智久が演じることで、さらに人気を博し、結果、シリーズ全体として、好成績を収めたということでしょう。

新たなドラマも、警察監修を入れることで、よりリアルの追求を図っています。このリアルさは『クロサギ』の大事な魅力のひとつです。また、昨今のドラマには欠かせない恋愛要素も匂わせ、2022年現在の売れ筋ドラマの内容を網羅しています。

あとは平野の新たな魅力を引き出すことができれば、新シリーズ『クロサギ』の大ヒットも夢ではないでしょう。大いに期待しながら、放送を待ちたいと思います!

まとめ

2022年の新たな『クロサギ』がもうすぐ始まります。大人気漫画を原作とするリアルな物語。主演に平野紫耀を迎え、すでに盛り上がっています。最初の連載から『新クロサギ』『新クロサギ完結編』と進化を続けてきた『クロサギ』。現代も続く詐欺被害に対して、私たちがよりよく生きるためのヒントが詰まった『クロサギ』に、ぜひ期待したいものです。

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2022年10月20日

提供元: ホンシェルジュ

 
   

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