コビーを立体化した「ONE PIECE FILM RED DXF THE GRANDLINE SERIES KOBY コビー」(BANDAI SPIRITS)

【画像】目が溶ける… イケメン化されまくりなコビーを見る

肩書きだけでなく、容姿の変化もすさまじい!

『ONE PIECE(ワンピース)』には、ルフィのライバルになりそうなキャラが何人か登場します。なかでも、海軍のコビーはその筆頭とされる存在です。読者の間でも「急成長しすぎ!」と評判のコビーの出世具合をあげていきます。

 ルフィと初対面した時のコビーは、ひ弱で泣き虫な少年というイメージのキャラクターでした。海賊アルビダの船で雑用係をさせられていたコビーは、彼女の前では恐れてヘラヘラと媚びを売るような描写も描かれます。そのネガティブさに、ルフィからも「オレ お前キライだなー」と言われてしまうほどでした。

 しかし、ルフィの姿勢に感化されたコビーは夢であった海軍に入隊します。海軍の英雄であるガープの厳しい特訓と真面目で努力家な性格のおかげで、肉体的にも精神的にも鍛えられ凄まじい成長を遂げました。

 コビーの精神的成長を象徴するのが、頂上戦争での「もうやめましょうよ」「命がもったいない」のセリフでしょう。アルビダにビビっていた少年が、雲の上の存在である海軍大将のサカズキに立ち向かった場面は「コビーがこんなこと言えるなんてビックリ」「海兵が海軍大将を止めるって、よく考えるととんでもないシーンだよな」と作中屈指の名シーンとしても語り継がれています。

 またその戦争中の極限状態に置かれたことがきっかけで、コビーは「見聞色の覇気」が使えるようになりました。その後は機密特殊部隊「SWORD」の隊員に選ばれるまでに成長し、ガープからも「海軍の未来」と呼ばれ、期待を寄せられています。出世のきっかけになったともいえるロッキーポート事件では、巻き込まれそうになった市民を守り「ロッキーポート事件の英雄」として一般の人たちからも知名度が高い存在になりました。

 さらにハチノスで戦った際に黒いエフェクトが描かれていることから、『ONE PIECE』の強キャラの特徴ともいえる「覇王色の覇気」が使える可能性も出てきています。

 ストーリーが進むにつれてコビーの成長と出世の早さにビックリさせられますが、今後の活躍が気になるファンは多いはずです。2023年8月31日から配信されているNetflixシリーズの実写ドラマ版『ONE PIECE』では、ルフィと対をなす海軍側の主人公のような描かれ方をしていました。Netflix版は続編の制作も決定しているので、実写での活躍も大いに期待できそうです。