「ツンデレ王子」として愛されるようになったベジータが描かれた『ドラゴンボール超 DVD BOX4』(Happinet)

【画像】びっくりしたわ! 想定外なカップルたち

ベジータとブルマの出会いやなれそめとは?

『ドラゴンボール』のベジータとブルマと言えば作中屈指のお似合い夫婦ですが、連載当時は悟空はおろか読者をも騒然とさせた想定外のカップルでした。その後も「ツンデレ王子」ぶりがファンに愛され続けるベジータとブルマの夫婦には、息子トランクスと娘ブラも生まれています。想定外No.1カップルはいったいどのようにして結ばれたのか、ふたりのなれそめについて振り返ります。

 ベジータとブルマが初めて会話をしたのは、地球に転送され行く宛てのないベジータに、ブルマが家に来ないかと誘ったところからです。ですがベジータのブルマへの第一印象は「げ、下品な女だ……」と最悪で、ブルマもヤムチャと付き合っていたためお互い恋愛対象ではなかった様子。しかしカプセルコーポレーションで同居していくうちにベジータのブルマへの印象は「下品な女」から名前で「ブルマ」と呼ぶまでに変わっていきました。少しずつ心の距離が近づいていったのかもしれません。

 ふたりの息子・未来から来たトランクスは「ヤムチャは浮気性だったらしく、母がアタマにきて別れた」「そんな時にさみしそうな父を見て、ついなんとなくらしい」と両親のなれそめを悟空に説明しています。

 ヤムチャやザーボンなどイケメン好きのブルマでしたが、ブルマ以外にも彼女がいた様子のヤムチャにしびれを切らしたのでしょう。ネット上では「ヤムチャがまともな男だったらトランクスは生まれてこなかったのか」「純愛のベジータと浮気性のヤムチャだったらそりゃベジータ取るわ」という声があがっていました。

 出会いが敵同士だったこともあり「想定外カップル」となったふたりですが、夫婦となった後はベジータがツンデレながらもブルマへの愛があふれているシーンが数多く描かれています。「下品な女」から始まったブルマへの印象も、今では「オレのブルマ」と発言するほどに。すっかりお似合い夫婦となったベジータとブルマの姿に「相思相愛で愛妻家のベジータを選んで正解」と、ファンも納得の様子です。