激闘も感動も、時にはつらいシーンも人気のチェンソーマン TVアニメ最新ビジュアル (C)藤本タツキ/集英社・MAPPA

【画像】ED映像が週替りって凄すぎ…アニメ『チェンソーマン』全12話アーティスト

『チェンソーマン』1部で一番面白いのは?

 現在「少年ジャンプ+」で第2部が連載中の『チェンソーマン』。2022年10月11日から放送開始のTVアニメも第1話から完成度の高さにファンは大興奮しています。原作コミックスの累計発行部数1300万部を超える人気作品の『チェンソーマン』は、アニメ化前よりたびたび「どの章が一番面白いか」と議論が繰り広げられています。

※この記事には、物語の核心に触れる内容の描写があります。

 特に多くの支持を集めていたのは「レゼ編」でした。爆弾の武器人間であるレゼは、圧倒的な強さでデンジを追い詰めます。その闘いっぷりに加え、小悪魔的な振る舞いでも人気のキャラです。第1部の集大成として開催された第2回人気投票では45741票を獲得して5位に輝いています。「レゼ編」についてネット上では、「ジャンプ史に残るレベルで完成度が高い話だったと思う」「幸せになって欲しいとは思ったが、幸せな結末には決して至らないことも分かってたから切なかった……。そこも含めていい」とストーリーが高評価を受けていました。切なく完成度の高い物語が、「レゼ編」が読者の人気を集める理由のようです。

 そのほかに多く声があがっていたのが、「サムライソード編」や雪合戦のエピソードでした。サムライソードについては、「外道な性格ながらもかっこいい」と読者から根強い人気を得ているようです。「サムライソード編」のストーリーについては「王道的な面白さがある。ザ・ライバルって感じの見た目だし」「あの辺りは特撮ヒーローっぽくて好きだな」など、「ジャンプ」らしい王道的な展開が読者の心をつかんでいました。

 雪合戦自体は人気が高いのはもちろんですが、「俺の心はこれで壊れかけたよ……」という声など、あまりにつらいシーンだという感想が見られました。先輩キャラであるアキとの別れに、大きなショックを受けた読者も多いようです。ネット上ではそのほかにも「デンジの泣き顔を普通に描くんじゃなくてマスクの下を想像させるの良い」「作者は表情描くのうまいな……」などつらいシーンを描写するための演出や、キャラクターの表情など藤本タツキ先生の実力を含めて評価が集まっています。