交通刑務所の生活は出入り自由?死亡事故での刑期や所在地についても

全ての人が交通刑務所に収容される訳ではない

上記で紹介したように、現在では交通刑務所として存在している施設は全国に2カ所のみです。そのため心身に障害がない、前科がないといった条件によって通常の刑務所で服役する事も多いそうです。

もちろんその際に、自分の希望を聞いてもらえるという事はまずないでしょう。また年齢が20〜25歳くらいの場合、少年刑務所での服役もあると言われます。

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交通刑務所ではなく一般の刑務所に収容の場合も

刑務所はタダ飯が食えると思ってる奴らに現実を教えてやるwwwwwwwwwwwwwww https://t.co/RJvPXBTVR2 pic.twitter.com/Ie3joLQIUS— 我思う故に我まとめる。 (@wareomocom) 2017年3月16日

近年は飲酒運転での事故が多く報道されています。そういった犯罪の増加傾向から、交通刑務所の収容者数を上回ってしまい、一般の刑務所に収容されるケースも多いと言われます。

誰もが悲しむ事故を防ぐためには、日頃からの安全運転に対する心がけが重要なものとなります。

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交通刑務所での生活はどんなもの?

一般の刑務所よりも自由?

交通刑務所では刑期が進み、残りの刑期が短くなったり、模範的な行動をしている場合、刑務所内での出入りが自由になります。

交通事故は偶然に起こってしまうことが多く、一般の犯罪に比べて再犯率が低いとされています。そのため、待遇や環境が他の刑務所に比べて緩やかだという特徴があります。

一般の刑務所では行動が規則によって縛られ、自由がほとんどない場合が多いそうですが、交通刑務所では自主的、自律的な生活に重点を置いていると言われます。

例えば刑務所内での細かいルールは、受刑者同士での話し合いによって決定するなど、受刑者の自主性に任せた生活を送るそうです。

交通刑務所内での出入りは比較的自由

通常の刑務所に収容された場合、房の出入り口には鍵がかけられているのが普通です。

交通刑務所の場合、残りの刑期が短く、問題行動を起こさない模範囚については、房に鍵がなく、トイレなどで出入りをするのも自由であることが多いようです。

通常のイメージの刑務所とくらべると格段の自由度だといえます。ただし、他室への訪問は厳禁となっています。

交通刑務所では鉄格子も緩い

@hyakutanaoki @araikaoru ちなみにこれは交通刑務所の”お部屋”。 pic.twitter.com/6x1N5qYZtZ— kana🇯🇵 (@Sapphire_924) 2014年11月12日

交通事故犯は計画性のある犯行が少ないと言われます。そのため、脱獄や再犯が低いという観点から、必要最小限の拘束に留めている場合がほとんどです。

テレビで見るような完全な「檻」といった印象は薄く、部屋に鍵もついていないと言われます。交通刑務所では施設の事を「寮」と言う事もあるそうですので、刑務所に比べると比較的、自由度は高いという印象を受けます。

出入り自由になるのは4段階中3段階目以降

鉄格子も無し?交通事故犯だけが行く「交通刑務所」が結構自由らしい http://t.co/TJ1ayBG2DP pic.twitter.com/7W04pzYeln— 速69 (@soku_x666) 2015年8月31日

交通刑務所に収容されると、4つの段階を経て教育が行われます。最初は独房内で鍵がかけられた状態で過ごし、反省文を書くといった事から始まり、徐々に自由度が増していく仕組みになっているそうです。

交通刑務所の4段階の寮
新入寮準開放寮開放寮希望寮

最初は鉄格子や鍵のついた独居房に入ることになりますが、鉄格子が無くなり、出入りが自由になるのは3段階目の「開放寮」からになります。

ただし、 開放寮や希望寮にいる間に問題行動を起こしてしまったり、取り調べなどを受けることになったりすると、また新入寮からやり直し、ということになるようです。

交通刑務所内で仮免許まで取得できる

意外に思う人も多いでしょうが、何と交通刑務所で仮免許まで取得できるそうです。重大事故を起こしてしまった人の多くは免許証が剥奪されています。

そのため刑務所内に設けられた教習コースで仮免許まで取得できると言われます。

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