釣具店へ入ったら、店頭からズラリと釣竿が並んでいます。
いったいどんな魚を釣るためのものなのか、初心者には見分けることができません。
そこでここでは、釣竿の特徴や見分け方について、分かりやすくご紹介しましょう。
釣竿の特徴を知りたい!ルアー用の釣竿ってどんなもの?
釣竿には、さまざまな種類があります。
その全てに精通しているアングラーは稀で、自分が狙っている魚を獲るための釣竿に関して、詳しく知っている程度です。
ということは、ひとつの釣竿について詳しく知れば、そこから派生していろいろな釣竿のことも覚えられるといえそうです。
あなたは、釣りの初心者です。
どんな魚から狙ってみたいですか?と問われたと想定して、じっくり考えてみてください。
「海でアジを釣ってみたい!流行っているアジングをやってみたい!」
こんなふうに答えが出たら、アジという魚をベースにして、それに関わる釣竿をピックアップしてみましょう。
まずは、アジング用の釣竿を手に取って、詳しくチェック。
全長2mを下回るサイズなので、さほど長いという印象は持たないでしょう。
穂先の先端は、極めて細く、真逆の握り部分=グリップは、手のひらで包み込める程度の太さです。
実際に持ってみると、かなり軽く感じます。
ラインを通すためのガイドが、ガイド足に支えられて複数並んでいます。
グリップに近いガイドは、直径が大きく、穂先に行くにしたがって直径が小さくなっていきます。
穂先とグリップを左右の手のひらで握り、ゆっくりと負荷をかけていきます。
そうすると、アジングの釣竿は、しなやかに美しい弧を描いていきます。
少しのチカラを加えただけで、こんなに曲がり込んでしまうということは、アジング用釣竿は、とても軟らかく仕上げられていると判断できます。
あとひとつ特徴を挙げるとすれば、グリップの部分にラインを巻くためのリールを装着する、リールシートが装備されていることでしょう。
このリールシートがあるおかげで、ここにスピニングリールを装着することができます。
スピニングリールには、大量のラインをストックすることが可能で、フリーに放出すれば遠くまでルアーを飛ばせます。
まさにこの、ルアーを遠くへ飛ばせることが、ルアー用釣竿としての必須機能といえるでしょう。
アジング用釣竿は、ルアー用釣竿の要素をギュッ!と詰め込んだものとして把握しましょう。
シマノ(SHIMANO) ライトゲームロッド 23 ソアレBB アジング S54SUL-S
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アジをエサで釣るための釣竿はこちら!
海でアジングを楽しむ釣竿として、ルアー用のものをピックアップしましたが、実はアジを釣る方法は、ルアー以外にもあります。
例えば、サビキ仕掛け。
コマサカゴに撒きエサを入れて、サビキ仕掛けに真下にぶら下げれば、アジを釣ることが可能です。
このとき用いる釣竿には、大きく分けて2種類存在します。
ひとつは、前述のルアー用釣竿と同じく、グリップにリールシートの付いているもの。
ただし、釣竿の構造は、振り出し式になっていて、長さはなんと4mを軽く超えます。
これを振出式磯竿と呼び、少し硬めの調子のものなら、サビキ仕掛けをぶら下げて操るのにちょうどいいのです。
振り出し式ですから、4mもの長さのまま持ち歩かなくて済みます。
クルマのアンテナの構造と同じように、伸縮可能なのです。
全長4mのタイプなら、5本継ぎだと80cmから90cm程度にまで縮められるのではないでしょうか。
そこまで短くなれば、クルマへの積み込みは楽ですし、防波堤などの釣り場まで持ち運ぶのもカンタンになります。
運搬が便利で、サビキ釣りというエサ釣りスタイルに順応できるのが、振り出し式磯竿の特徴といえるでしょう。
磯竿の名からも分かるように、磯場での釣りにも転用することができるスグレモノです。
PRO MARINE(プロマリン)PG ブライトサビキ 450