幅広い範囲の“イカ類”をターゲットに定めた「スクイッドジャンキー」シリーズに、イカメタルゲーム用のNEWアイテムが3点加わることとなった…のだが、

「イカメタルって…何?」「エギングとは違うの?」

と、イカメタルに関してギモンだらけの方々もいらっしゃるだろう。そこで、イカメタルゲームの基本を簡潔に解説しつつ、NEWアイテムの「推しポイント」をハヤブサの商品開発を担当する清水氏に説明してもらった。

船イカ釣りをよりライトに、よりシンプルに昇華させたのが「イカメタルゲーム」


NEWアイテムのフリーズスローにヒットしたケンサキイカ。これまでの漁に近い感覚の船イカ釣りから、よりゲーム的要素を強くしたイカメタルゲームなら、ねらってサイズを釣り分けることも可能だ

「これまで船イカ釣りの主流は浮きスッテを複数付けた胴突仕掛を、電動リールを使ったゴツめのタックルで操作し、よりたくさんのイカを釣ろうというものでした。これをよりライトなタックルで操作できるように仕掛をシンプルにして、ルアーフィッシングのようなスタイルを追求したのがイカメタルゲームです」と清水さん。
確かにライトタックルでシンプルな仕掛を使う方が、船イカ釣り初心者にも優しいから気軽にチャレンジできる。この気軽さこそ、イカメタルゲームの人気が一気に広まった要因のひとつだろう。

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ねらうイカの種類はケンサキイカ、ヤリイカ、そしてスルメイカの「ツツイカ類」

ちなみに…ひと口に“イカ”と言っても、さまざまな種類のイカがいる。このイカメタルゲームでねらうのは、どんな種類のイカなのだろうか?


釣れたてのケンサキイカは透き通っていて、内臓まで見えてしまうほど。食材としてもとても美味しいのでぜひとも持って帰ってほしいが、資源保護のためにも食べるぶんだけキープしよう

「最初はこれまでの船イカ釣りと同様に、ケンサキイカがメインターゲットでした。しかし、日本各地でフィールドの開拓が進むにつれ、同じツツイカ類のヤリイカスルメイカも釣れるということが分かってきました。
ケンサキイカのシーズンが初夏から秋、ヤリイカが冬、そしてスルメイカが早春から春に釣りやすいということもあり、日本全国のフィールドを巡ればイカメタルゲームで1年中イカ釣りを楽しむことができるというわけです」。

アオリイカのエギングもかつては春と秋だけの釣りだったが、開拓心旺盛なエギンガーと新機構を搭載したエギが次々と登場することで、1年中楽しめるようになっている。同じようなことが、イカメタルゲームでも起きているということか。


イカメタルゲームの仕掛でもっともポピュラーなイカメタルの仕掛図。いわゆる胴突仕掛に近い。今回紹介するNEWアイテムは、メタルスッテが2点とエギもしくは浮きスッテ(=ドロッパー)の1点だ

イカメタルの仕掛は、スクイッドジャンキーシリーズから「イカメタルリーダーシングル」と「イカメタルリーダーダブル」が発売される予定だ